ウェブ日記
礼拝とかレストランとかNBに車で連れられて、 彼女が通っている、ギムナジウム(中学/高校)の体育館を借りた教会へ。 昨晩私が彼女にお願いしていたのだ。 途中車道の真中で募金活動の若い男に出会う。 NBは彼に集めた金はどうしているのかと訊く。 彼はちゃんと答えなかった。 お金の使途が不明なので、 彼女は募金の大部分が彼らの飲み代に化けていると疑っている。 日本でも同様の問題が起きていると話すと残念がっていた。 南アの教会を訪れたのは初めて。 ここの教会の名前はStellenbosch Gemeente、 ステレンボッシュ組合派教会とでも訳せるのだろうか。 もっとオールドファッションな礼拝を想像していたのに 大型ディスプレイ2つにバンド付き、皆普段着の カジュアルな礼拝に驚く。 NBによると若い人達の行く教会 --礼拝は夕方-- はもっとカジュアルで、 本当は彼女もそちらに行きたいと言う。 使われる言葉はアフリカーンス語と一部英語。 説教の題目は「場所」について。 神様は意図があって人々をあらゆる場所に送られた、 世の中に卑しい場所は無い、 我々は自分達の住んでいる場所で良く生きねばならない、 そして国境等を越えて他の土地も訪れ、 他の人達とも親しくならねばならない等の内容だった。 自分は住む場所の問題に悩まされたので 関心を向けずにはいられなかった。 NBに車に乗せてもらって チェッカーズスーパーで彼女と解散。 米国産keta salmon (聞いたことの無い名前)を含む魚の缶詰を買いまくり、 多分バターフィッシュのフリッター(batter)、 サモサ(samoosa)も夕食に買っておく。 NBの勧めてくれた Cape Town Fish Marketで昼食。 生牡蛎中6個をBoland Chenin Blancと楽しみ、 半時間以上も待ってから シーフードカレーをWindhoek Lagerとおいしく頂く。 白人の若いウェイター2人が 「調理中と確認した」とか 「あと3分でできる」と言って親切にしてくれたのが痛々しかった。 こちらの人達(多くは白人)は寿司が好き。 箸も一応使う。 男達は箸を嘗める悪い習慣を持つ者が多かった。 ステレンボッシュでは海苔を巻いていない"maki"が多く、 アデレードと違って刺身や握り寿司も一般的。 興味深いことに、こちらでは中華料理店より日本料理店が賑わっている。 教会/アンドリンガ通り交差点の土産物店で ステレンボッシュ、フランシュフックと パールの絵葉書を切手ごと買って、 ファンダンゴカフェでメールをチェックして、 Wijnhuisカフェで南ア産ピノノワールを味見してから帰宅。 夕方ゲストルーム周辺を散歩。 スーパーで買って来た即席麺Maggi 2-Minute Noodles barbeque flavourを夜頂く。 チーズフレーバーよりおいしい。
ステレンボッシュを離れて7:30 CMに車でゲストハウスまで迎えに来てもらい、 ローソンヴィル(Rawsonville)を中心にワイナリーを幾つか案内して頂く。 夜中蚊に悩まされたため睡眠不足で眠くて道中困った。 ローソンヴィルへの途中Nietvoorbij (ワイン関係の研究所)、カノンコップ、シモンシヒ (どちらも有名なワイナリー)、Elsenburgカレッジ(ワイン関係の大学)を眺める。 3つほどワイナリーを見学。 彼の仕事の関係で白ワインのジュースを試す機会を得た。 小規模のワイナリーのものは酸化して茶色になっていて問題があったけど、 その他のワイナリーではなかなか上質だった。 Novelle?なる、セミヨンとリースリングの交配種のジュースを味見。 色が緑色と健全で揉んだ唐辛子の葉のような、 くしゃみしそうなアロマが印象的だった。 別のワイナリーでは1リットル6ランド(100円強!、本当か?)の若いカベルネソーヴィニョンも味見。 ファイニング(清澄?)はまだ。 豪州のセミプレミアムワインと同等の品質で値段がずっと安価なので驚いた。 ワイナリーを回った後、パール(Paarl)経由で彼の勤め先に戻ることに。 途中ケープの山々、ブレーデ川(Breede Rivier)等に車を停めて 私に写真を撮らせてくれる。 雨の少ない夏なのに太く、澄んだ川を見るのは久しぶり (豪州では細く濁った川しか見かけない)。 CMは帰り道ヴスター(Worcester)のある店でコーラを買う。 町中で寝ている黒人を指して 彼らは朝から酔い潰れている、 雇主が賃金の代りにワインを与えると言う。 黒人女性が妊娠中酒を飲み、 障碍を持った子供がたくさん生れるのも問題になっていると言う。 彼らは毎年国境を越えてやって来るので、南アの人口が増えていると言う。 途中市立美術館と見まがうくらいの富豪なたたずまいのTokaraワイナリーを訪れ、テースティング。 ここの畑はテラロッサ(「赤い土」)と土壌は良いし、 ワイナリーには最新の設備 --ただし豪州で見られる便利な醗酵タンク等が無かった-- が導入されていたけど、 ワインは私の好みでは無かったし、高過ぎた。 テースティングのスタッフの白人の眼鏡の若い女性がきれいだった。 その後彼の勤めている大量生産のワイナリーに寄ってから、市街で別れる。 丁寧に礼を言う。 解散後はステレンボッシュ大学を訪れたり ファンダンゴカフェででメールをチェックしたり。 インターネットを使っているうちに 17時にスーパーが閉ってしまい、 また大学の学生センターのコンビニへ食料を買いに行く。 歩いてへとへとで帰宅。 今日買って来た、豪州では見かけないチーズ味のインスタントラーメン (Maggi 2-Minute Noodles Cheese flavour)を夜頂く。 まあまあおいしかった。
続ワイナリー訪問今朝のSABCテレビニュースによると今日は税関の日らしい。 2010年のサッカーワールドカップに備えて 偽物の不買運動等をやっていた。 黒人の家政婦Sが私の部屋の入口に来て、 近くに置いてあった、借りていた箒を指して 「フィー」と言ったので、 「箒が要るんですね」とアフリカーンス語で話して 掃除道具一式を渡す。 「フィー(vee)」とはこの言葉で「箒で掃く」の意味。 英語しか知らない人は何のお代(fee)かと不思議がるに違いない。 10時ゲストルームから観光会社の車で迎えてもらい、 デヴォンヴァレーのClos Malverneを訪問。 テースティングルームがツアー客でいっぱいだったので、 ワイナリーを歩き回っていたら ワインメーカーの小父さんに出会い、 ワインセラーを案内してもらう。 コンクリートの醗酵槽(5キロリットル ×3)を初めて見る。 品種はピノタージュでもうすぐ醗酵が終わると言う。 アデレード大のワイナリーと違って香りがきれい。 ワイナリーも葡萄畑にも入って写真を撮っても良いと言うのでそうする。 葡萄畑にはピノタージュとソーヴィニョンブランが育てられていて、 良く手入れされていた。 テースティングルームでは2人の比較的若い女性のスタッフと 慣れないアフリカーンス語で話す羽目に。 おいしいワインとともに楽しい一時を過ごす。 昼にワイナリーを離れ、 デヴォンヴァレーの景色を楽しみながら35分ほど歩いて スパークリングワインで有名というJ. C. Le Rouxへ。 若くて比較的小柄で快活なアフリカーナらしい女性が 矢継ぎ早にスパークリングワインを注いでくれたのでゆっくり味見できず。 テースティングのお代は20ランドと高く、 6種試したが、初めに頂いたピノノワール・キャプクラシック1998年が 最も気に入ったので1本購入。 値段は60.3ランド(約1000円)。 豪州なら倍以上の値段で売れると思うほど上等。 観光会社の車を携帯電話で呼んで外で待っていると スタッフが呼んで外より涼しいテースティングルームに入れてくれたうえ 私の選んだピノノワールをグラスに持って来てくれたので驚き、 ありがたく頂いた。 ここの人達も南ア人らしく客を良くもてなす(gasvry)人達であった。 市場通りの観光案内所まで送ってもらい、 次の訪問地までの交通を予約して、 ファンダンゴカフェでメールをチェックしてから、 夕方、私にメールをくれた、大学の知人の友人の知人であるCM宅を訪問。 彼の作った個性的で上質なワイン(シラーズ2004年と2005年)を試しながら雑談後、 ゲストハウスまで送ってもらう。 彼はアデレード大学のワインメーカーとドイツでワイン作りに携っていたそうだ。 明日彼がワイナリーを幾つか仕事で回るので一緒に来ないかと誘われる。 もちろん二つ返事。
ケータイを買ったりNBが午後から働きに行くと言うし、 私も昨日のテースティングで疲れていたので、 昼過ぎまで宿に籠もって日記を付けたり洗濯したり休んだりして過ごす。 私を市街まで車で送ってくれるはずのNBが出掛けてしまったようなので、 14時半出発、 近道を探そうとして駅附近で迷いそうになり、 幸いカラードの小父さんに市街への道を教えてもらう。 アレキサンダー通りから市街へ。 市場通りの観光案内所で スタッフの若い男に尋ねて 明日訪問したいワイナリーまでのタクシーを手配してもらう。 次の宿泊地までの交通は後日確保しなければならなかったけど。 ファンダンゴ(Fandango)カフェでインターネットにアクセス。 最後の宿泊予定地から宿代のデポジットのため 2日以内にクレジットカードの番号を教えるか指定の銀行に代金を振り込めとの お願いのメールが届いていて少し慌てる。 他にもこちら在住の大学の知人の友人の知人!に 電話しなければならなくなった。 でも携帯電話はアデレードに置いて来た (私は電話が嫌い)。 ちなみにどうして大学の知人の友人の知人と知り合うことになったかというと、 南ア出身の大学の知人が、大学の休み中帰省しないので、 代りにステレンボッシュのワイナリーで働いているという彼の友人を紹介してくれたのだ。 ところが彼女にメールしたところ、 彼女はナミビアに引っ越していたことが判明。 彼女が来られない代りに彼女の知人を紹介してくれたという訳。 他にチェックすべきウェブサイトを覗くのを忘れ、 携帯電話を探しに街をさ迷う。 チェッカーズスーパーへ行こうとしてショッピングセンターに入ったら スーパーの向かいにケータイの店があったので、 店員のカラードの太った小母さん --名前は不思議なことに中華風だった--に尋ねて 一番シンプルな機能のノキアを764.95ランドで購入。 その後スーパーに入ったらまたNBに遭遇。 彼女は娘さんを急いで大学のカーニバルのためホステルに泊めるのに夢中で 私のことを忘れたと言う。 Absolutely no worriesと返事。 スーパーでは鰯(pilchard--この魚がこちらでは最も普通に見られた--)の小さな缶詰2つ、 麺のサラダ(西洋風の味付けのthin Hokkien noodlesもどき)、 白身魚のフリッター2枚、 ブラジルナッツと野菜ジュースを買う。 魚が食べたかったのだ。 NBと彼女の車で帰宅。 彼女にお願いして箒とちり取りを貸してもらい、 夕方玄関を掃除。 これはただの私の習慣。 そうしたら犬が寄って来る。 暫く遊んで アフリカーンス語で 「もう帰る時間だからまたね」と言ったら おとなしくNBの家へ帰って行った。 この言語を学んで良かった。 今日買ったケータイはハンガリー製で、 南アで購入され、豪州や日本で使われることになる。 何とワールドワイドなケータイか。 表示できる言語には 英語、フランス語、アフリカーンス語、 ズールー語、コーサ語、南ソト語があり、 これだけで私には買う価値があった。 もっとも後三者を選択するとパニックに陥るが。 帰宅後このケータイを使って件の宿に クレジットカードの番号を伝えて一安心。 古いケータイに比べ、 音声がより明瞭なのがありがたい。
ワイナリー巡り開始今日はとにかくワイナリー巡りをすることに決めた。 そのために今回来たのだから。 観光案内所で参加できるワイナリー巡りのツアーは数えるほどしか無かったけれど、 幸い昨日チラシを手に入れた「ヴァインホッパー(Vine Hopper)」のツアーに参加できた。 8時に車に乗せてくれる約束をしていたNBがこちらの部屋に8時半まで来なかったので 私がトイレにいる間来てもう行ってしまったのかと思い、 歩いて市街へ。 彼女の車を駐車場で見なかったので やはりもう出発したのかと思っていたら、 何と歩いている途中彼女に車から声を掛けられた。 乗せて頂き、 同乗の娘さんAを市街の外れの歯医者に降ろしてから市街へ。 途中の交叉点で学生達が缶を持って募金活動を危なっかしくやっているのを見る。 大学の新学期のカーニバルの資金集めと言う。 Aも明日やると言う。 9時前に教会通り(Kerkstraat/Church Street)の旅行案内所 (Cape Town Information Centre)で降ろしてもらい、 女の子のスタッフに尋ねて ワイナリーツアーに参加。 最初である9時の便は過ぎたので次回10時半の便に参加することに。 時間ができたので道を覚えるのを兼ねて市街を散策。 Andringa通りのプロテア書店(Protea Boekwinkel)で (最新の)アフリカーンス語の辞書を発見。 旅行案内所に戻ったら、 10時半に若い男の案内人に誘われて ツアーに参加。 カナダ人の父娘と一緒。 父親はイタリア出身で彼の父はワイン醸造学校の講師と言う。 娘さんは私と同じ位の齢に見え、 スーダンに住んでいると言う。 彼らとは最後のワイナリーに着いたところでお別れ。 5番目のワイナリーからミネソタ出身の若い男と現地人らしい (アフリカーンス語も喋っていたので)若い細みのきれいな黒人女性の組も参加。 最初に訪れたのはVredenheim。 庭がきれい。 ワインについては全体的に樽のきつくないドライなものばかり。 アルコール度数は14%以下と低めのものが多かった。 醸造自体は健全。 赤ワインはピノタージュ、カベルネ、メルローとシラーズを試したと覚えているが、品種の個性に乏しかった。 南アのワインに一般に言えるが、 赤ワインはヴェジーキャラクター、野菜を連想させる香りや味が目立った。 ソーヴィニョンブランはパッションフルーツ主体のキャラクターで悪くはなかった。 テースティングはグラスにつき2ランド。 なおこのワイナリー附近でスプリングボック、ダチョウ、 野牛(ヌー?)、シマウマを見る。 このワイナリーが保護しているらしい。 次にVan Ryn蒸留所を訪問。 ここはブランデーとリキュールしか生産していない。 エルサという若くてきれいな既婚女性 --左薬指に指輪をはめていたので--に案内される。 原料はシュナンブランとコロンバール、たまにパロミノが使われ、 葡萄は房の「茎」を除いた後軽く破砕し(バンチプレスではない) フリーランを取られる。 ポットスティルで2度蒸留し (2度目の蒸溜でメタノールを除く)、 輸入したフレンチオーク (こちらで見かけるオークは漏るので使えない) を職人が樽に作り、 これに入れて熟成する。 10年ものと12年ものを試飲したが、 後者が明らかにおいしかった。 前者は中性アルコールで伸ばされているから。 アロマとフレーバーはよく覚えていないけど、 コニャックとアルマニャックを足して中性アルコールで2倍に薄めた感じ、 つまりいまいち物足りなかった。 「Angel Share」リキュールもいまいち。 どれも品質は良かったのだけど。 試飲とツアーは有料。確か15ランドだったと思う。 その後Spierへ。 ここは娯楽施設もあるワイナリーで 商業的なワイン(豪州のヤルンバみたいな)を作る。 テースティングは5グラス単位で10ランド。 ピノタージュロゼは苦みが豊か(悪くない)で 色がサーモンオレンジで 豪州のグルナッシュロゼよりロリー(豪州のキャンディー)のアロマはそれほど多くなかった。 でも悪くはない。 普及品のソーヴィニョンブランと高級白ワイン(ヴィオニエ等)は スクリューキャップ(Savin)で栓されている。 ソーヴィニョンブランは複雑さに欠けるが、 フルーティかつフレッシュで悪くはなかった。 白ワインにはシュナンブランとシャルドネがあったが、 同行のツアー客の「お父さん」の言葉を借りるとどれもフラット、 品種の個性に乏しかった。 赤ワインにはピノタージュ、カベルネとシラーズがあったけど、 こちらも品種の個性に乏しいうえオーバーオーク、 樽の風味がきつかった。 ノートは付けなかったものの、 真面目にテースティングし過ぎて すっかり疲れてしまう。 Spierでも食事できたけど、 カナダ親子と案内人と同意見で 次の訪問地Dombeyaで昼食を取る。 静かで景色が良く緑が多かったので満足。 お父さんはダチョウのロール(ギリシャのイロ似)、 娘さんは全粒粉のトースト料理、 私はBoerewors、南ア名物のビーフソーセージ --直訳は百姓ソーセージ--とイガイ入りのシェルパスタを頂く。 おいしかったけどそんなにお腹が空いていなかったうえ ばてていたので料理を楽しめなかったのが残念。 ここのソーヴィニョンブランとシャルドネはなかなか良かった。 葡萄畑に入ることができた。 葡萄栽培を専攻しているので色々観察してしまった。 良く手入れされていたよ。 次に訪れたのがBilton、ここのワインが一番良かった。 豪州の名産地クナワラと互角以上の上等なワインだった。 ヴェジーキャラクターは適度にあり、 他のベリー、オーク等のフレーバーやアロマと良く融合している。 テーステング担当の黒人の若い女性が感じの良い人で、 ワインの知識も十分持っていて素敵だった。 グラスはシュピーゲラウ。 ここは葡萄畑を所有、 取れた葡萄の1割をワインに利用し、 残りは他のワイナリーに売ると言う。 Kleine Zalzeが最後の訪問地。 ワインの品質自体は良いけど、 ワインは全体的にオーバーオークで 赤ワインはヴェジーキャラクターが強い。 シュナンブラン・オールドヴァインは葡萄自体は悪くないけど、 これもオーバーオーク。 帰りは市場通りの観光案内所でスタッフとアメリカ人の一行が下車、 別の若者が運転を代行(ゲストハウスに住所が近いため)、 ゲストハウスまで送ってもらう。 私がブルムフォンテンを旅行したことがあると話したら、 彼が自由州出身と知る。 ヴァインホッパーのスタッフは皆親切だった。
ステレンボッシュ2日目朝ゲストハウス附近を散歩。涼しい。 ゲストハウスの朝食(コンチネンタル、つまり大陸式)を頂く。 ライチ(アデレードでは食べられない生)、 杏(種が小さい)等のフルーツは香り高く、 豪州のものより食材がおいしい。 こちらの牛乳は1リットルで売られる場合は プラスチックのレトルトパウチみたいな袋に入れられる。 袋をタッパーウェアのジャグに入れ、 袋の両端を切って注ぐ。 未開封の袋は冷凍保存できるので便利。 朝NBと挨拶。 彼女に娘がいると知る。 レシート等を整理しながら日記を付け始める。 13時前完了。 昼過ぎNB、彼女の娘のA、 家政婦Sと車で外出。 Sは柵のある居住区へ帰る。 私は教会通り(Kerk Straat) 8番地の旅行案内所前で下車、 娘さんは大学まで送ってもらったはず。 旅行案内所でワイナリーツアーのパンフを入手、 ワインカフェWijnhuis (ワインの家の意)でワイン6種をテースティング、 ソーヴィニョンブランをグラス(125 ml)で頂く。 品質の良いものが多かった。 その後チェッカーズ(Checkers)スーパーマーケットで買物。 Shopriteより感じが良い。 NBに出会う。 彼女、娘さんと車で帰宅。 買物の荷物を運ぶのを手伝う。 Aはステレンボッシュ大学の1年生で 宝石のデザインを専攻していると言う。 人見知りしない可愛い女の子。 帰宅したらNBの飼い犬(マルチーズ?)になつかれる。 この犬がくわえる黄緑色をした星形の玩具の音が 幼児の音の出る靴の音を出すのに気付く。 小さな子供がいるのかと思っていた。 帰宅後はとにかく水分補給。 チェッカーズで買って来たKlein Turbagh Pinotage Reserve 2003を楽しむ。 値段は59.99ランドで豪州だと倍の値段で売れるくらい 上等なピノタージュ。 他には昨日買って来たWindhoek Draught (4% Alc. 450 ml、Namibia Breweries Ltd. http://www.nambrew.com/)を頂く。 オールモルトビールの純粋な味を楽しむ。
約14時間のフライトの後ケープタウンに到着。 南アを訪問するのは三度目7年ぶり。 今回の目的はこちらの葡萄畑、ワイナリーを見て回り、 こちらのワインを味見し、 こちらのワイン産業がどんなものか確かめること。 私は本当は豪州ではなく南アで学びたかった --ステレンボッシュ大学というワイン関係では有名な大学がある--し、 こちらで暮らしたい --国全体では犯罪が多いけど、一方でステレンボッシュのように安全な土地もかなりある--ので、 こちらのワイン事情を知りたかったのだ。 他の目的は最新のアフリカーンス語の辞書を手に入れること。 白人ばかりだった7年前と異なり入国係官は案内以外全て黒人。 でも無愛想さは昔同様。 応対した小母さんの係官に 「コークーケン」と言われ、 搭乗券を出したら違うと言われ、 旅程表を出したら判子を押された。 こちらでの行き先を確認したかったらしい。 入国審査の部屋に大統領ともう1人 --西ケープ州知事かも-- の大きな写真が飾られているのを見て不安になる。 この国は基本的には先進国だから こんなことはしてはならない。 以前入国したときはこんな光景は見なかったのに。 ロシュかノヴァルティスか忘れたが、 ある世界的な製薬会社が空港に糖尿病のキャンペーンの 大きなポスターを天井から何枚も飾っているのを見たけど、 そんなにこの病気が南アで深刻とは思えなかった。 D. F. マラン空港からシャトルでステレンボッシュへ移動。 空港の角に2つシャトルサービスのコーナーがあって、 どちらのスタッフも手招きしていたのだけど、 看板で"Stellenbosch"の名を見つけた方を選ぶ。 スタッフは南アジア系に見える30台の男。 私のリュックサックが開いているのを指摘したり、 荷物を預けてくれて、 私が現地の通貨に慣れていなかったため遅れてお代を払う前に レシートを先に発行するという、 感じの良いシャトルサービスだった。 代金は260ランド--約4400円(1ランドは約17円)--と高かったけど、 慣れない土地で無駄ではない金をけちってはいけない。 シャトルでの移動の前、 スタッフに聞いて空港内の最寄りのATMで現金ランドを引き出す。 6000ランドを引き出そうとしたら失敗、 上限の3000ランドを引き出す。 案内の言語にアフリカーンス語を選んだら、 この言語でレシートを受け取った。 英語の他黒人の一部族の言葉であるコーサ(Xhosa)語も利用可能。 私の他にOというきれいな私くらいの歳の小柄な女性、 スラブ系と思われる老夫婦と同行。 Oは見た目は東ヨーロッパ人のようだったけどトルコ人で、 黄熱病の研究で修士を取ったけど、 今度はワインの研究のためステレンボッシュ大に来たという。 ローレント・フィッシュバーン (映画マトリックスのモーフィアス役)に似た中年黒人の運転手とともに ステレンボッシュへ向かう。 途中クロスロードでスラム街を目にする。 ここはヨハネスブルク(何でドイツ語読みなのだろう)やアメリカの南ブロンクスより治安が悪いので、 行ってはならない。 スラム街を見るとその国の印象を悪くする人が多いが、 こんな国の暗部を観光客にもあからさまにしている国はむしろ正直な国として 評価すべきである。 老夫婦は行き先であるフォルクス・コンバイス (Volkskombuis)レストランの名を忘れ (こちらに案内人がいるらしい) 婦人は車内に腕時計を忘れるというだらし無さを目にする。 シャトルは町から少し離れた閑静な住宅地に入り、 ここでOとお別れ。 最初の宿泊先のゲストルームに着いたら 管理人の母親が応対。 彼女に電話してもらい、 管理人の小母さんNBにお会いする。 彼女は町で働いていて、 また戻るときに私を車で送ってくれる。 市場通り(Mark Straat/Market Street) 36番地の旅行案内所 (Stellenbosch Tourism Information Bureau)で降ろして頂き、 ステレンボッシュ市内を歩いて回る。 Shopriteスーパーマーケットで ナミビア産スプリングボックのビルトング(南ア名物の干し肉)、 トルコ産ターキッシュディライト(菓子)と、 宿には石鹸やシャンプーが無いのでボディーウォッシュを購入。 スーパーバッグは15セント。 Bayerskloof Pinotage --豪州で手に入るワイン-- 2005が スクリューキャップで売られているのを見る。 バッグインボックスワインも少し見かける。 Van der Stel --これはこの町を作った人物の苗字-- 酒屋でカースル・ミルクスタウトと ヴィントフック・ドラフトを買う。 ワインもたくさんあったけど、 店内が暑かったので購入は遠慮する。 ステレンボッシュ大のキャンパスに入り、 Neelsie学生センターを訪問。 学生センターというよりここはショッピングモール。 書店でアフリカーンス語の辞書3冊 --Du Plessis, M. (1998) Aanleerders-woordeboek Afrikaans - Engels (Learner's Dictionary English - Afrikaans), 6th ed., Pharos. Kromhout, J. (compiler) (2004) Skoolwoordeboek Afrikaans - Engels (School Dictionary English - Afrikaans), Pharos, Kaapstad/Cape Town. Kromhout, J. (2005) Klein Woordeboek (Little Dictionary), Pharos, Kaapstad/Cape Town.-- と 同語の教本1冊 --Lutrin, B. (2004) Afrikaans Handbook & Study Guide (TM), Berlut Books.-- を購入。 計4冊452.35ランド。書籍は豪州より安いかも。 ジュース店で人参ジュースを飲んでビタミン補給。 西日の中歩いて帰宅。 疲れて何度も寝てしまう。 NBから明日の朝食を受け取る。 |