泡とガラス玉


2005年09月16日(金)      アメ


曇り空なのに傘をさす
悲しい気持ちだから


ところが突然突風が吹いて
私の青い傘は大きく揺れながら飛んでいってしまった
待ち構えていたかのように重たい灰色の雲からは
葉っぱの上から朝露がこぼれるみたいに
最初の一粒を零し
それから一斉に降ってきた


前は見えないし
音も聞こえない
とてつもなく寒い


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