甲斐犬ジロー通信
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足のような太い腕で失礼いたします。 ほんとうにお恥ずかしいのですけれど・・・。 ジローには人に言えない秘密があるのです。 ジロ母のこの腕のひっかき傷を見て なんだろう?と思いますよね。 これはジローがお手をした時につけている傷です。
話はさかのぼって・・・ジローが里子に来たばかりの頃、 無芸大食でなんにも出来なかったので食べものを上げる時に せめてお座りとお手くらいはとはじめに教えました。 お座りもお手もすぐに憶えご飯やおやつを貰う時は言わなくても 自らするようになりました。 (言われる前にしておいしいものを貰おうとの魂胆) 前飼い主さんにジローの好物をお聞きしましたが カリカリフードしか与えていないので分からないと言われるくらい フード以外の食べ物は食べていませんでした。 ササミや砂肝をあげると狂ったように興奮し食に対して異常なほど 興味を示し時として押さえが利かなくなります。
ジロ母は午前中に一度、ジローにおやつをあげます。 先ず、ジローに “お母さんの目をみて”と言って集中させてから “マテ”をさせておやつをやりますが その時ジローは ”マテ”をしながら“お手”を勝手にすることがあります。 目一杯お手をして沢山貰おうと思ってのことですが、 はじめは軽く手を出していますが 段々気合が入ってきて熊のような頑固な手で 力まかせにジロ母の腕に叩きつけるように連続お手をします。 アタッカーのように上から振り下ろす時は頭に当たったりしますから 格闘技をしているような様相になります。
半袖の季節になってから、 ジロ母のか弱いもち肌はひっかき傷で 両腕が写真のようになっています。 食に対しての執着心が物凄く強いのは分かりますけれど・・・、 生活音痴というのか小さい頃からの積み重ねの不足と思えることが 多々あるため言えないこと書けないが沢山有ります。 (でもね、大分減ってきてはいるのです) おばあちゃんから、「ジローはお育ちがわるいね〜、お里がしれるよ」 と良く言われてしまいますが、本当にそうなんです。 (もう、知れてしまったわん) 「今、喰わないと喰いぱっぐれるぅ」と 本能丸出しになってしまうはしたなさを なんとか生きているうちに改善したいと思っています。 人には言えない秘密の話をしてしまいました。
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