甲斐犬ジロー通信
DiaryINDEX|past|will
今日すずめのヒナが死にました。
やっぱり生かせるのは難しい環境だったのでしょう。
昨日までは元気にしていたのですけれど
夜になって見たら
ティッシュを敷いたケースの中に潜り込んで寝ていたので
もう、調子が良くなかったのかもしれません。
元気に育ったとしてもあの子は人間の後を着いて歩くし
呼ぶと擦り寄ってきて手の上に乗って
撫で撫でされるのを目を瞑って気持ち良さそうにしていましたから
野生に戻ることは出来なかったと思います。
親鳥があれほど呼んでも飛べない弱いヒナだったから
人間に抱かれるのを恐がらなかったのかもしれない
今朝は鳴かないし二度目の餌を口にいれようとした時
首を振って喉になにか詰まっているのかと思うような仕草をして
立てなくなりました。
体をマッサージしてやると気持ち良さそうに目を瞑り
1時間半ジロ母の手の中にいました。
撫でるのを止めると目を明けて苦しそうに体を捩らせるので
頭、クチバシ、お腹、背中を擦リ続けました。
クチバシを動かしてなにか喋っているような状態が暫く続き
大きく羽を広げたかと思ったら
澄んだ綺麗な目を見開いて
あっという間に手の中で息をひきとりました。
たった4日でしたがジローが見つけて連れ帰った子なので
すぐにヒナを抱いてジローの元へ行き
「ジロー、ヒナちゃん死んだよ」
「バイバ〜イ、ヒナちゃん」ってお別れしました。
小鳥のさえずりが聞える家の前の街路樹の元に
小さなお墓を作ってさよならしました。
合掌
|