甲斐犬ジロー通信
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ジローの手術は簡単ではありませんでした。
開けてみなくては分からない病気ですので
手術の終了を家で待ちながら
悪いものでなければと祈る思いでした。
獣医さんからは「腫瘍」も考えられると
手術前に伝えられていましたので覚悟をしていましたが
なかなか終了の連絡が来ないので
やっぱり病巣が大きかったのかなと気になりながら
約束時間が過ぎたところでこちらから電話をかけました。
やはり大変な手術になったことをお聞きして
すぐに迎えに行きました。
ジローは大きなカラーをして
女医さんに抱かれ情けない顔をして手術室から出てきました。
ジロ母が先生と話をしている間
大人しく抱っこされていましたけれど
下ろしてもらうと4本足で歩いて
ジロ母の傍に来て喜びのバタバタステップを踏みながら
「かあちゃ〜ん」
と擦り寄ってきました。
そんなジローを見た獣医さんは
「術後足を付いて歩くなんて考えられないことする」
って言っていました。
けれどそういうことをするワンだと
飼い主は分かっているので少し可笑しかったです。
ジローの足の腱には
びっしり腫瘍ができていました。
獣医さんによると珍しい腫瘍で
開けたとき驚いたそうです。
腱に二つに分かれて房のように
血管の回りにも腫瘍が広がって
全部取りきることは出来ないので残したそうです。
今後、新たに腫瘍が出来る可能性は有るけれど
良性のものなので手術はしないでいいでしょうとのことでした。
珍しい腫瘍は病理に出すそうで
結果は後で知らせると仰ってくださいました。
腰との関係など分からないことだらけですが
経過をみながらジローのこれからを
獣医さんと一緒に考えていくつもりです
術後も健気に足を付いて見せるので
抱っこして帰るように言われてしまいました。
甲斐犬は痛みにも病気にもかなり強い犬種なのだと
ジローを見ていて強く感じています。
病院では痛い足をついて
歩いていましたが家に帰るや
急に3本足になりました。
病院ではかなりつっぱっていたのでしょうね
車の中では見せたことの無い甘え方をして
ジロ母ちょいと驚いています。
*皆様ご心配をいただきましてありがとうございました。 ジローは長時間の手術にも耐え気丈夫にしています。 無事手術を終え今は安静にして寝ています。
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