甲斐犬ジロー通信
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(日本橋高島屋のメーンエントランスに小さな林ができています。 こういう場所をみると傍に寄っていきたくなりますね。)
アテネで開催されているオリンピックで
日本選手の快進撃が連日伝えられています。
メダルを獲った者獲れなかった者
たった数分で天国と地獄を味わう熾烈な戦いに挑む選手達。
試合終了後に
選手の凝縮した姿が映し出されています。
井上康生君のまさかの敗退。
小さい頃から敵なし負け知らずで順調に来た
典型的な天才選手だったらしい。
期待どころか金メダルは当然と思われ
康生に負けは有り得ないと関係者も思っていたらしい。
ところがアテネでみせた彼の動きには
いつものキレが無かった
「いつもの動きではない、どうしたのか?」と
関係者は語っていました。
結果は敗退でしたが
きっと彼の人生で
負ける悔しさ負けた者の絶望感を
他の選手達より絶対的に味わうことが無かったのだろう。
挫折を味わってきた谷亮子さんや
阿武教子さん、水泳の北島康介君も
辛い時期を盛り越えてアテネへやってきている。
メダルを獲った選手には
挫折から立ち上がった気迫と強さが感じられる
オリンピックのような気がしてならない。
負け知らずの人ほど
人知れず不安と重圧を感じていたのだろうと思うし
初めての挫折をアテネという大舞台で経験して
私的には康生君の人生のためにも
良い経験だったのではと思っています。
挫折を知らないで突き進む人生ほど恐いものはありません
この試練を受け止めて
立ち向かう康生君の姿をいつか見せて欲しいです。
試合終了後、斉藤監督が
「康生には神様が与えてくださった試練だと受け止めています」と
話されたことが印象的でした。
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