甲斐犬ジロー通信
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ジロ家の近所に飼われている親子ワンの話です。
母犬は一昨年死にましたが息子は15才位の老犬です。
お腹の下に大きな腫瘍をぶら下げてしんどそうに歩いているので
ジロ母は飼い主さんと立ち話をする度に
「手術はしないの?」
「痛くはないの?」
と尋ねています。
今日も家の前で会ったので
ボールのように大きくなった腫瘍を見て
「大丈夫なの?」と聞いたら
「家は自然に任せる主義なの病院へは行かないし手術なんてしないしない。 痛くないみたいなのよ。 夏でも一番暑いところで過させてるけど夏バテもしないで長生きしているでしょ。他所の犬は過保護すぎるのよ」と豪語されました。
数年前までは親子して飼い主や通行人に噛み付く問題ワンでしたので
どうなのかなぁと思っていましたが このワンにとってみたら
ご飯も貰って雨露を凌げる場所に置いてもらい
主人もいるのだから不幸せとは思わないよと
言っているようにも思いました。
老いてトボトボ歩く姿は達観した風です。
神様仏様、どうぞ痛みが無く犬生を終われるようにしてあげてください。
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