甲斐犬ジロー通信
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2004年10月27日(水) 見えない救いの手



    行方不明だった親子3人が乗っていた車が昨日発見された時

        救助犬が吠えて人の気配を教えたそうです。

       誰かが居ると分かり救助活動がはじまりましたが

             なんと2才の男の子が

       ハイパーレスキュー隊に抱かれて救出されました。

   4日間も暗い土の中で生きていたことが奇跡としか思えませんが

           とにかくこの子は生き抜いた。

     一緒にいたお母さんは残念なことに亡くなっていました。

          お姉ちゃんも未だ見つかっていません。

              もしかしたら

     この子はずっと一人で恐怖と戦っていたのかもしれません。

             どんなに恐かったことか 

        想像を絶する暗闇の世界に置き去りにされていたのに

          救出された時は泣いていませんでした。

               凄いことです。

  目には見えない何かがこの子を守っているように思えてなりません。

       お母さんはすぐに亡くなっていたそうですが 

              お母さんの心は

          男の子の傍に寄り添うように付いて

          お話を聞かせていたのかもしれません。

               怪我をした頭を

  「痛いの、痛いの飛んでいけ〜〜」と撫でていたのかもしれません。

              そうでなかったら 

  たった2才の子が4日間も生き延びることなんて出来ないと思います。

       お母さんは最後まで男の子を守り続けたのでしょう。





ジローの母さん |MAILHomePage

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