甲斐犬ジロー通信
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このするめは今朝ジローがゲットしたお宝です。
吐かせて取り上げるまでのドラマがありましてね。
持ち帰って捨てる前に記念撮影をしました。
ジローの散歩の楽しみの一つは多分「拾い喰い」でしょう。
はと、すずめ、バッタ、カマキリ、うさぎ などの生きた獲物は
決して口にしません。
臭いを嗅ぐと後ずさりして避けます。
しかし、ラーメン屋のゴミ袋から出た豚骨や
植え込みに落ちたパン、おむすび
はたまたネズミやもぐら、小鳥の死骸を見つけると
素早く口に銜え飲み込んでしまいます。
今まで、飲み込ませないように吐き出させる事は至難の技でした。
このするめをゲットした時ジロ母は気付かなかったのですが
ジロー特有の動きで気付き
慌てて”いけない!”と叫び
ジローの口に手をかけて「あ〜〜んして!」と言いました。
歯でしっかり何か押さえていることが分かりましたが
「あ〜〜んして!」と言うと力を一瞬抜きました。
しかし、またグッと噛み締めます。
ジロ母とジローの綱引きのはじまりです。
暫く綱引きをしているとブツが顔を出しました。
この瞬間が正直ジロ母恐いのです。
ネズミの足なんぞ出てきたら卒倒しそうなの〜〜。
見えた見えた、なんの足だ??
干からびてる〜!!!
するめの足だ!
ジローはまだ諦めないで ジロ母が諦める瞬間を狙っています。
するめを噛み締めながらジロ母の眼をジットみている
半分ほど出たときに
「ジロー、良い子だね〜〜 ダセーーーーーッ!」
と言って口を両手でこじ開けました。
すると、”ポトリ” 落としました。
諦めたようです。
すかさず、ご褒美おやつを上げてヨシヨシ
なんだかちっこくって しょぼいご褒美だなって顔しながらも
尻尾振って喜んでいました。
こういう時素直に口を開けさせるようになったことが
進歩だと感慨に耽るジロ母です。
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