甲斐犬ジロー通信
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2009年09月01日(火) ドイツの動物保護施設

今週の「アエラ」にドイツの動物保護施設「ティアハイム・ベルリン」の
取り組みが紹介されています。
「犬を殺さないドイツの常識」日本の現状と比べたら天国と地獄
これは民族のレベルが問われるような内容です。

ドイツには犬法があります

●犬は戸外において十分な運動と飼育管理している者との十分な接触が
保障されなければならない。

●子犬を生後8週齢以下で母犬から引き離してはならない

●戸外で犬を飼育する者は保護壁及び床暖熱材を使用した日陰の休息場所を提供しなければならない。

●犬を室内で飼育する条件として生活リズムのための採光と新鮮な空気が
確保出来る窓がなければならない。

●犬舎(檻)の大きさは少なくとも犬の体長の2倍の長さに相当し、どの
1辺も2メートルより短くてはいけない

●体高50�僂泙任慮い両豺隋�犬舎(檻)の最低面積は1匹あたり6平方
メートルなければいけない

●飼育管理するものは犬の生活環境を清潔に保ち、糞は毎日取り除くこと

この他に犬税もあり自治体によって税額が異なるそうですが、都市部では
1匹につき1万〜2万円、2匹目からは2万〜4万円を支払うそうです。

保護施設に収容された犬は自然光が入るゆったりした広さの部屋で
床暖房完備、清潔な環境で暮らし里親が決まるのを待ちます。
100人のスタッフ、10数人の獣医が常に犬をサポートし、噛み癖や
吠え癖のある犬には訓練で改善をし、もし、里親さんが見つからない
犬が居たとしても、提携した終生飼育施設に譲渡して最後まで面倒を見るそうです。
決して殺さないという信念の元に収容犬は保護されるのです。

犬を飼いたいと思うドイツの家族は
「犬を見に行こうか」
と考えこの施設に足を運び、犬をみながら家族で意見を交換し1匹づつ
檻越しに見ていくそうです。
日本のペットショップで子供が歓声をあげ可愛いと叫ぶ光景は見られず
捨てられた成犬を家族として迎え入れることが出来るか冷静に検討する
場であるそうです。
里親になることを決めて犬を譲渡した後もティアハイムの職員がアポ無
訪問して検査を行うとか。

どうしてこのような恵まれた施設が出来、運営されているのかというと
国からの援助はほとんど無く、個人や企業の寄付によって年間運営費
8億円が集まるのだそうです。
凄いです!
企業も個人も動物を守り、絶対に殺してはいけないという意識が高いのですね。
いや、意識と言うより守らなければいけないという責任感を多くの
人々や企業がが持っているのだと感じます。
真に社会が成熟しているというのはこういう事なのでしょう。
日本の企業はどうなのでしょうか。
ジローの獣医さんが怒りまくりで日本のペット業者の話をされますが
ドイツのこの現実を知ると日本は酷いとしか言いようがありませんね。

ペットをショップで販売するとなると厳しい犬法の為、採算が合わず
店頭に犬を置くことは基本的に無いそうです。
ブリーダーも子犬を大量生産することはないそうです。
多分、日本は動物をお金儲けの対象にすることが容易いので業者がはびこり
挙句にはブリーダー崩壊を招くことが繰り返されるのではないでしょうか。

1匹の犬を家族に招き入れることは容易な事では無いというのが日本との
大きな違いです。

住宅事情が狭いというのも日本の問題でもありますが
ドイツのように犬法で守られ、1匹も殺す事のない世の中になる日が
来るよう願っています。


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