甲斐犬ジロー通信
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ご飯を食べる時のジローは真剣そのもの。 未だに食べ残しはありませんが、嫌いなサプリを弾き飛ばしたりすることが あるので、ジロ母との知恵比べの毎日です。 多分、生きがいの�癸韻�食べる事だと思うので、日々の元気度チェックは 食っぷりだと思います。 しかし一昨日の朝のことですが、ジローの生きがいは食にあらずという事実に遭遇、自分の知らないジローを見ることとなりました。
タイショウの散歩から帰って1階の玄関を入ったとたん、見なれない女性が飛び込んで来られたので、ビックリしました。
ジロー君の散歩から戻ったんですか?
と聞かれたので、ジローでは無くこの子はタイショウと言って2番目の子ですよ説明をしました。 するとその女性は、ジローでは無い事に気付き、 足元まで来ているジローに駆け寄り、抱擁をしました。 ジローも自然に女性に近づき、されるがまま、なんと熱い抱擁を受けているではありませんか。 その姿が、まるで旧知の仲以上の、同志というよりもっと濃い、、、 何と言ったらよいのか二人の世界なのです。 お互いに必要としている関係なのが伝わるので、私はジローの知らない一面を見ているようで不思議な気持ちになりました。 飼い主以外に、ここまで心を許している人が居るという事実にショックに近いものを感じつつ、私とタイショウはその一部始終を立ったまま、あんぐり口を開けた状態で見ていました。
ジロ父から、ジローのファンがいるよ、、、ということは聞いていましたが お会いしたことも無く、毎朝、ジローに挨拶をしてくれる人くらいに思っていましたから、この事実には物凄く考えさせられることになりました。
その方はジロ家沿線に住んでいて、一旦、ジロ家の駅で下車して、会社経営しているお隣の区まで歩いて通勤しているそうです。 不況のあおりを受け、厳しい日々を送っているので、時には行き詰まりで悪いことも考えてしまうが、毎朝、高齢犬のジローが頑張って店番する姿に励まされ、今日一日が元気になれると言います。 どれだけ勇気付けられるか、自分にとってジローは恩人のような存在で 感謝の日々だと話されました。
はぁ〜〜〜〜、ジローが家族以外の人の心を支えているとは驚きです。 手術後、前足の筋肉が落ちて以前から比べると、随分弱っているように見えますが、気持ちは十分に満ち溢れているのだと思いました。 毎朝、出勤するように私に抱かれてお店に降りるのもジローにとっては、かけがえのない人を待つという使命を感じているのだと気付かされ、病犬だと思ってはいけなかったと反省しました。 そして、ジローの生きがいとも思える、女性との関わりを大事にしてあげたいと心から願っています。
もうひとつジローの生きがいともとれる行動は5階迄の上りです。 獣医さんからは絶対にさせてはいけないと言われていますが、プライドが許さないので、仕方なくベストで吊りながら上がります。 犬はプライドをきっと死ぬまで持ち続けるのだと思います。
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