ストリートを延々と歩いていて思った。なんだ、自分が本当にここにいるとは思えない。日本にいるのとおんなじじゃん、まるで日本にいるようだ。でも、ふと顔を上げると、蛍光の黄色の髪の毛をして、真っ赤なひげのおじいちゃんが自転車に乗ってさっそうと車道を走っているのを見て、あぁ、やっぱりここは日本じゃないな、と思った。