The Five Senses
DiaryINDEX|past|will
2002年12月21日(土) |
New Yorker |
さて、テストが終わって一旦家に帰ってから また学校に来ようとして、バス停に向かったら、 もうバスが行ったあとらしく、誰もいなかった。 ふと先のほうを見ると、まだバスはすぐそこにいたので、 時間がもったいないので追いかけることにした。 ここの道はいつも込んでいて信号もあってバス停もたくさんあるので、 すぐに追いつけるので、走って追いかけることにした。 2駅分疾走後、無事に乗れたはいいが、メトロカードが見つからない。 見つからない。鞄をごそごそ探しても見つからない。 と、つんつん、とスカーフを引っ張る人がいるので顔をやると、 品のよさそうなマダムが、あたしのひざに荷物を置いて探していいわよ、 といってくれた。でもそんなことはとてもできない。 ので、少し本を取り出して、持っていてもらった。 一生懸命探しても、なかなかない。・・・まさか無くしたとか。 オクラホマではIDを6回ほどなくした経験があるので、 無くしたとしてもおかしくない。
しかしながら、ない。 と、相変わらずかばんをごそごそしていると、そのマダムが あたしのメトロカードを使いなさいよ。といってくれた。 あぁ、本当にあたしは感激しました。
このマチは冷たそうで、結構そうでもない。 例えば、よくベビーカーを押している 若いお母さんをよく地下鉄などで見るが、 地下鉄の階段を下りるときや上るとき、 よく手伝ってくれる人がいるのを見かける。 あるときは、1,9ラインの145丁目の駅で スーツケースを持ったヒスパニックの おばちゃんが階段を上ろうとしていたのを見ていた、 いかにも悪そうなブラックのお兄ちゃんが、 さっとスーツケースを持ち上げて、上まで運んでくれていた。
こういう光景を見ると、心になんともいえない暖かさが広がって、 いくら悪そうな格好をしていたって、 やっぱり中身だな、中身。 それにしても、あたしはそういうギャップが大好きだ。
|