The Five Senses
DiaryINDEXpastwill


2003年07月22日(火) Photo/Video shooting ;The Kabuto

日々忙しいのが続いている。
家に着くのが毎日12時過ぎで、その後いつの間にか
顔も洗わず、服もそのままでベッドに倒れこむのが何日かあったり。
まぁ、水曜には大体終るのだが。
いや、正確には木曜の早朝か。

日曜日の撮影会は、すばらしい の一言。
身体に自身を持っている人があんなに集まるとあぁなるのか・・;・。
今回の作品のシンボルである兜をつけた、
隆々とした黒い筋肉の塊が約50人。
汗と油まみれになって絡み合い、ぶつかり合い、
動物の本能をむき出しにし、勝利者が雄たけびをあげる。
あの戦いを見ていると、彼らがまるで人間ではないように思えてきて、
そして自分までもがどこか違う世界にいるような気がして仕方がない。

会場は総勢約50人のモデル、そしてスタッフらの熱気に包まれ、
彼らいる空間はすでにNYのスタジオではなく
ジャングルにいるような、全くの異空間を思わせた。
その空間は、何でも生み出すことができ、
エナジーだけではなく、そこに静寂や神聖さまでもが存在し
ある瞬間鳥肌が立ち、目はそれに釘付けになる。
たった一つのオブジェを身につけるだけで
これほどにも空気が変わり、その人はスペシャルになる。


あの撮影会自体がまるで夢のように、
終ってしまったら泡のように形なく消えてゆく。
しかしながら、撮影会に自分が存在したことに意味があり、
また出来上がったものを見る人もその雰囲気をまた違った感覚で、
または会場そのものを感じることができるのであろう。

兜をかぶり、日本の伝統でもあるふんどしをつけたマッチョな黒人
50人が集まり、鮮やかな戦いを描いた一日。

夏の戦いも、終盤へ。


ai |MAIL