オモフトコロアリ。
past / will
2005年04月01日(金) 夫のスーツ姿。 

本日はエイプリルフールである。
朝から夫をだまして喜んでいたかというと、そんなこともなく。
何せ今朝は余りにもバタバタしていたのである。
なぜなら、今日は夫がスーツ着用だったから。

スーツを着るくらいで何を大げさな、などと思ってはいけない。
少なくとも今の家に越してきて以来、一度もスーツを着ていないのである。
私の記憶にある限り最後に着用したのが前の前の会社にいた頃だったから、
3年ぶり近くになるはずだ。ずっと仕舞いっ放しだったので、
出した時にカビも虫食いもなくてホッとしたというレベルなのである。
男性のスーツ姿が好きという女性は少なくないと思うのだが、
私もご多分にもれずその口である。それが3年ぶりだもんなぁ。
じっくり眺めていると、夫の口から「ウエストがきつい」との一言が…。
3年の間に大分太ったのねぇ。しみじみとため息がでたり。
スーツに合わせて鞄を変えさせたり、靴を出したりと忙しい。
普段使わないものだから、奥のほうにしまいこんであるからなぁ。

彼が本日そうやってめかしこんでいるのは、
ちょっといい店で新人歓迎会をやるからだそうだ。場所は原宿だという。
夫の食事を心配する必要がないので、私は残業である。
早く帰れるならどこかで外食して帰ろうと思っていたのだが、
結局夫より遅くなってしまった。夫は先に帰っていると思っていたのだが、
なぜか駅前で私を待っていてくれた。理由を尋ねると鍵がないのだそうな。
鞄を変えたときに財布を入れ忘れたせいらしい。
そういえば朝方お金を貸したっけ。待たせて悪いことをした。

帰る道々宴会の首尾を訊いてみると、料理が甚だ不味かったそうな。
遠くまで出かけた割りに気の毒な話である。来年は行かないかも、だそう。
余り食べていない、と言うので、一緒に冷凍のピラフを食べる。
さて、次に夫のスーツ姿が拝めるのは、いつになるだろうか。

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