Sotto voce
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2002年08月04日(日) 農家の娘の主張。

うちは兼業農家である。米を作っている。

4人家族全員が、平日の昼間は働いている。

よって早期水稲の稲刈りシーズンの今、いつその稲刈りをするのか?

答え=平日の早朝及び午後6時以降と日曜。

先週の日曜の午後から始まった稲刈り。

翌日から朝5時起きの生活。5時半前から7時まで田んぼで働き、

急いで家に帰って風呂に入り出勤。もちろん朝飯抜き。

さすがに夕方は帰る時間が保証できないので免除してもらってるが、

夕飯の片付けと選択は私の仕事。

日に日に焼けていく私をからかうように同僚が言う。

「米つくりなんて面倒なことしてるからよ!」

そりゃそうだろう。

日々食べる米、ひょっとしたら買ったほうが安いのはよくわかる。

田植え以外は人の手も借りず、家族だけで作る米。

自家用だけなら、もうすぐ60に片足突っ込もうかといううちの両親、

そんなに丹精こめて作ったりしないはず。

でもこれだけ手を広げるのは、我が家の米を待っている人がいるから。

この季節ろくに遊びにもいけず、友人が旅行だデートだとはしゃいでいる中

上下ジャージの農家スタイルで炎天下の中働く自分はいったいなんなんだ。

正直そう思うことがしょっちゅうだ。

同年代以下のお嬢さん方から笑われたこともある。

農家に嫁に来たくせにそういうこととは一切無縁で、

日傘さして茶園の中を優雅にお散歩するいとこの嫁に

思わず石投げたくなったこともある。



好き好んで農業なんかやってるわけじゃないんだよ。

でも農業に明け暮れる姿をあざ笑うやつは許せないんだ。


安積 紗月 |MAILHomePage

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