Sotto voce
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2005年07月31日(日) |
偽りの言葉は電波に乗って。 |
物書きだしね、その手の本も読むしね。
何も知らないウブなお子じゃないしね、いまさら。
文字でなら、君の期待通りの会話を繰り広げられる。
素じゃ絶対に吐きそうもない
自分には絶対似合いそうもない
自分で言ったこともない偽りまみれの
甘くて卑猥な、相手が喜びそうな言葉を
せっせと電波に乗せて送ってる。
退屈しのぎの言葉遊びに興じる自分を
しらけた目で見下ろすもう一人の自分
ああ、こんなことくりかえしてたら
自分の中の「女」の部分が腐っていきそう。
本当に愛の言葉を投げかけたい相手が目の前にいて
その人に自分の気持ちをすべてぶつけられたら
どんなに幸せだろう。
少なくとも、こんなうそまみれの言葉遊びに
興じることはなくなるはず。
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