Sotto voce
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2005年09月18日(日) 1184。

個人的にブックマークしていた

日記の筆者さんが逝ってしまった、らしい。





何気なく見つけたその日記には

自分より丁度10歳下の、

日々の記録が刻まれていた。


母親と折り合いが悪い。

こんな自分は生きていてはいけないんだ。

そんな言葉が綴られていた。

何かあると自分の腕を切りつけ、

そしていつしか、

自殺計画を綴る場所にもなっていた日記。



病院から投薬された薬を飲まずに溜め込み

最終的に集まった1184錠の薬とともに

彼女は姿を消した。




計画が成功したら不可能になる

『結果報告』の日記の掲載を知人に託して。





日記が途切れたこの1週間、

まさか・・・とずっと思っていた。

そして、知人の方の手によって掲載された最後の日記。

ホームページの掲示板に残された

彼女とともに戦い、彼女が死の誘惑にとらわれるのを

必死で止めようとしたであろう人たちの書き込みで

彼女が、永遠にその時を止めてしまったことを悟った。


最後の日記に綴られた言葉は

「産まれてきてしまってごめんなさい。
迷惑ばかりかけてごめんなさい。」

気の利いた言葉ひとつ掛けられなかった

単なる一読者に過ぎなかったけれど

母親や周りの人とうまく馴染めなくて

もがき苦しむあなたの姿が

自分を見ているようで辛かった。


あなたが生きてきた22年の時間は

あなたにとって

苦しいことの方が多かったのでしょうか。

こうすることでしか、

あなたは楽になれなかったのでしょうか。



今、あなたがいる場所で

あなたは安らぎを得られたのでしょうか。


安積 紗月 |MAILHomePage

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