Sotto voce
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2006年06月08日(木) 別れの日は確実に来る、それでも。

人の気持ちに永遠はない。
人はいつか、愛しい人と別れる日が来る。
それは明日かもしれないし、
ずっとずっと先、何十年後かもしれない。
それは痛いほど、嫌というほどわかっている。

私と彼の『未来』が交わることは
もはや奇跡に近い。
恋愛において『結婚』が
ひとつの着地点だとするならば
私の想いはそこにたどり着けないまま
迷走する事になる。

何気なく交わした会話の中で
今さらながらそれを痛感する
今は一緒にいて楽しいけれど
今、隣にいる人以上に愛せる人が見つからなければ
私はずっと、ひとりのままだ。

彼のこれからの人生
私のこれからの人生
そのどちらにもきっと、
ふたりが伴侶として共に歩む、
そんなシナリオは存在しない。

それでも今の私は
その存在をたまらなく欲している。

いつか確実に別れを選ぶときが来る、
そう言う結末しか見えない
ストーリーを脳裏に浮かべつつも。


安積 紗月 |MAILHomePage

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