Sotto voce
DiaryINDEXpastwill


2007年12月08日(土) アニキ・・・。

同年代の同僚4人で飲む。

一応この中では紅一点のワタシ、
彼らにちやほやされ…るはずもなく、
ノリは完全に野郎の飲み会。

まあ、私もそこそこ飲めるし、
彼らの下ネタについていけるからこそ、
気楽に飲みに誘ってもらえるんだと思うけど。

酒が入ったことでエスカレートする野郎共。
グレードアップした下ネタセクハラ、ほんの少し!?仕事の話題。
酒が入ったからこその、本音も聞けて楽しかったり耳が痛かったり。

男二人が帰ったあと、最年長S氏ともう1軒いくことに。
若手のリーダー格のS氏、腕も人柄も一級品、ってことで
調理のテクのアドバイスをもらったりして
なにかとお世話になっているアニキ。

彼が、私がここ数ヶ月の間に
時々どうしようもなく暗い顔をするのが気になる、と切り出した。
私も酒が入っていたせいかごまかしようがなくて、
元相方のことや、父とのこと、ちょこちょこ話してみた。
彼は黙って聞いてくれた。
なんもアドバイスは出来んけど、頑張れよ、とも言ってくれた。
でも、みんなは見てないようで見てるんだから、
仕事中にあんな顔をするなよ、と言ってくれた。

その後、彼の奥様が迎えにくると言う電話が来たのを合図に店を出た。
私はネットカフェにでも行って酔いを醒まして帰ろうと思ってたので、
そこで別れて一人でネカフェまで行こうとしたら、
ひとりで行かせるのは危ないから、と途中までついてきてくれた。

車通りの多い道に出たところで、
彼は奥さんに今いる場所を伝える為に電話。
そこで別れて私はネットカフェに向かった。

ふと振り向くと、彼と目が会い、慌ててそらしてまた歩き出した。

入社当時から感じていたことだけど
ふとした時に触れる、アニキのやさしさが心に染みる。
ひとりの人間として、私は彼にほれている。
恋愛感情は抜きにして、心の底から彼を慕っている。


そう言う人を恋愛対象に見れたら、
私はもっと違った恋愛ができたかな。
寂しい思いとか嫉妬とか、元相方に対して抱えていたことを
彼みたいな人になら感じずにすんだのかな。

なのに、なんで私はそんな人に目が行かないんだろう。

思い続けても何の希望もない恋を ずっとずっと抱えてるんだろう。


安積 紗月 |MAILHomePage

My追加