キミと僕はまるで太陽とお月様。
キミと一緒にいると僕はそこにいても見えなくなる。
余りのキミの明るさに。
キミが地上にバイバイをしてやっと僕が現れる。
頼りなさげにぼんやりとした光を放って。
僕は太陽を取り戻そうと必死に夜の闇を駆け抜ける。
周りでお星様達が励ましてくれているのも見えずに。
キミがいないと僕は一人で輝く事さえ出来ないから。
夜の闇を照らす事すら出来ないから。
東から西へ、わき目もふらずに駆け抜けると
キミは東から地上にオハヨウを言う。
こうやって僕等は一生おいかけっこをするのかもしれない。
どうしたらキミに辿り着けるかなんて
考える方がバカなんだろうか。
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