私のココロがアナタから離れて
どれほどの月日が経ったのでしょうか。
あれから私はいろんな人を好きになり、
愛し、愛され、
あの頃よりは少しは成長したのだと思います。
しかし。
今アナタと会話する私はどうでしょう。
全くあの頃と変わらないのです。
いえ、そう錯覚してしまう風が吹くのです。
どうしましょう。
・・・どうしましょう。
アナタはあの頃と変わらない、暖かい風を持ったまま
私を優しく包むのです。
気持ちまであの頃に返ってしまう。
アナタに恋焦がれていた私に。
この風景は
全て過去の産物で、現実で夢見る錯覚だと言うのに。
|