コトバアソビ。
無断引用お断り。

2002年04月28日(日) 照らさぬ太陽、沈む月。


お宇宙から

転がり出した太陽が

誰もいない裏路地に

そっと静かに落ちました。

人々は

『何時もの通りの夜がきた』

と思いました。

その夜、月は見えませんでした。

次の朝、

人々が目を覚ましても

お外は暗いままでした。

何日も、何週間も、何年も、何千年も。

太陽は誰にも見付かりませんでした。

やがて太陽が照らなくなった『ちきゅう』には

誰もいなくなりました。


そんな『ちきゅう』を

月は遠くから見続けていました。




例え、『ちきゅう』から『自分』が見えていなかったとしても。

永遠に、ずっと。


 既知  置場  未知


本田りんご

My追加
コトバアソビ。