| 2002年05月08日(水) |
やっぱり君が一番だ。 |
あの頃から僕らはずっと三人だった。
世界に三人しかいなかった。
僕は彼女が好きだった。
彼女は僕を愛していた。
もう一人の彼女と共に。
僕は彼女とめぃるばかりだ。
声を聞きたいとも思わなかった。
もう一人の彼女にはめぃるすら送らなかった。
でも。
やっぱり辛い時には頼ってしまう。
声が聞きたい。
僕を一番にわかってくれる。
言わなくても伝わってる。
それは僕の希望的観測かもしれない。
でも、受話器越しに繋がるこの空気だけは
信じてもいいんじゃないかって思えた。
僕の好きな彼女と、僕を癒す彼女と、僕。
世界は未だに三人だけだったんだ。
|