太古の昔、言の葉には力が在った。人の口から音声と成って発せられる事により、言の葉は、呪いに成るのだと。どんな詞でも良いのだ。例えば其れが『名前』で在っても。君の口から発せられる、唯其れだけで。言の葉は、呪いに成るのだと。囚われている。此れは呪いだ。囚われている。太古の昔、言の葉には力が在った。ヒトは其れを畏れ、『言魂』と呼んだのだ。