透き通った硝子よりも蒼くて白い踏んずけたらパリンと割れそうな月の夜に白い息を吐きながら三階のベランダでしゃぼんだまを吹きました。貴方の代わりに何処までも自由に飛んで生きますように。そう祈りながら息を吹き込みました。幸いにして月は明るかったけれど一寸先は闇だったのでしゃぼんだまは何処までも飛んで生きました。割れる所は見ていないのだからきっと何処までも飛んでいった筈。きっと、何処までも、自由に。