日本ピアノ教育連盟北陸支部が主催する、公開講座に行ってきました。 テーマは、「ショパンの歌唱法について」。 講師は、国立音大助教授の、加藤一郎氏です。
一週間前に、自分がコンサートを開催したのと、同じホール。 なにやら、遠い昔の事のように思えてしまう・・。 嵐のようだったなぁ。
講座は、なかなか面白いものでした。 一応、事前に渡された資料に沿って話は進んだんだけど、むしろ、「ちょっと、さわりだけ・・・」なんて言いながら、わき道にそれていった話のほうが、興味をそそられ・・。 こうやって、事前準備をせずとも、自然ににじみ出てくる、彼の、音楽が好きで好きでしょうがないといった風情に、好感を持ちました。
・・・私も、こうやって気負わずにやれば良かったんだけどね(時すでに遅し)。
ショパンのフレージングと歌との関連性や、 和声の話や(ちょっと触れただけだったけどこれが面白かった)、指使いの話。 個人的にレッスン受ければ、知識が増えて面白いだろうな。 いろいろと、参考になりました。
講座と公開レッスンの間の休憩に、ちょっと楽屋を訪ねると、偶然にも運良く加藤氏とお話できまして。 ライプツィヒ音大に通っている、と話すと、ライプツィヒのある先生(日本人)とお知り合いらしく、ちょっと盛り上がってしまいました。なんとなく嬉しい。
夜、自分のコンサートを録画したものを、ようやく、重い腰を上げて勇気を出して(笑)見てみました。 ブラームスに、ショックー。思っていた以上に、ヴィオラに反応できてなくて、もう、自分で「へたくそー!!」と、地団太を踏んでしまいました。 私は、ブラームスのように、一瞬一瞬を、ゆっくりゆったり味わいながらも、とうとうと流れていくのが、どうも下手らしい。 余裕が無いんですな。 だから、やっつけ仕事みたいになってしまう。ソロでも、同じ傾向が多々。 なんていうか、全体ばかり見て、細部がダメ。器用貧乏の典型ですね。
くそー。性格改善からしなくちゃいけないかもなぁ。
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