山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2013年04月09日(火) |
「山田洋次監督が選ぶ日本の名画100本」から |
《男はつらいよ(第一作)》 舎弟のノボルは八戸出身の設定
3月にNHKBSで放送していた「山田洋次監督が選ぶ日本の名画100本」の最終回の作品は「男はつらいよ」の第一作だった。録画しておいたのを今夜見た。最後に自分の作品を配置するあたりはさすがだ。映画の前後には監督本人が出演して撮影エピソードを語り面白かった。
映画は終了間際に上野駅の地下食堂で、寅さんが舎弟に切符を買ってきてあげるシーンがある。その切符の行き先が八戸なんだな。「お前のふるさとだろ。親孝行しろよ。」と言ってわざと叩き出す。 たったそれだけだが、どうして八戸の設定なんだろうとか、不思議に思うシーンではある。最近はテレビドラマでも八戸の名前が出てくることがあって、だんだんメジャーになってきたのかな、なんて思っていたら、こんなに前から映画にも出ていたんだね。
むかーし、建設省や水産庁のヒアリングのために夜行で上京すると、上野に着くのは午前6時頃でした。映画に出てきた上野駅の地下食堂で二日酔いの痛い頭を抱えながら朝定食を食ったことが何度もありました。本当に映画の食堂そっくりでした。
八戸駅で夜行列車に乗り込むと、青森駅から乗ってきた津軽組がデッキで既にヘベレケになって八戸からのアルコールの補充を待っているのです。こっちはそこから追いつかないといけないのでピッチが上がります。
次の日のことをもっと心配しなくてはいけないのに、みんな変な開放感がありました。酔っ払いの津軽弁はほとんど理解不能だとその時知りました。特に黒石と木造の会話は100%聞き取れなかった。英会話より難しい。
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