ちょうちょうの気持ち
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2002年03月05日(火) うたを歌う

6年前、甲状腺を切るときDr.に言われた。
「声帯のすぐそばを切るので、もしかしたら神経に
触っちゃって声が出なくなるかも」

手術後は本当にささやくような声しか出せなかったけど
草太をしかりつけたりしてリハビリしているうちに
半年ほどで会話には困らなくなった。
でも、うたは歌えなかった。
腹から声を出そうとすると喉を締められるような感じに
なるのだ。
3年たっても4年たってもそれは変わらなかった。
大きな声は出ても高い声は出ない。
もう一生、こんななのかなぁーーと諦めかけていた。
手術の前にカラオケにでも行っておけば良かったと
かなり本気で悔やんでいた。

でも。
ここ2、3ヶ月ほどでかなり声が戻ってきたのだ。
車を運転中、眠くなるとはなちゃんの抗議にもめげず
うたいまくっていたおかげ?

声が出るってたのしい。
声を出すって気持ちがいい。
大事ななくしものを見つけたみたいな、そんな感じ。

それにシンクロしたわけじゃないだろうけど、短歌もここ
1ヶ月あふれるようにわいてくる。
31文字で何もかもわかるようにしなくていいって教えて
もらったら、急に面白くなったのかな。
だからといって傑作が生まれるわけじゃないけどさ。
もう涸れてしまった水脈から無理やり水を吸いあげるように
して歌会に出す2首を絞り出していたのに、今月は印刷して
みたらワード文書3枚ぶんから選べるの。
去年1年分より多い、絶対。

Yさん今月は締めきりに遅れなくてすみそうです。
たとえ申告が終わらなくても。



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