遊びに行けるような服装で家を出たのだけれど。 黒い革のロンタイに網タイツ、赤いコートに黒いファー。 ヒールは低くした。 今日は誰にも揺らされたくない。 「アタシ」も「オイラ」も肩で風を切って歩く。 何かを置いて、何かを振り切って。 それが何だか分ってはいるのだけれど。
前へ。
とりあえず一段落。つける。アタシはね。
なので前へ。
イイ感じで仕事に没頭。 時間が足りない充足感。 携帯が鳴らない寂寥感。
アナタは今どこ?
正しいはずのメルアドはレスを返さない。 着メロに反応は返さない。 蹴りを入れて前へ進む。
今日で右手の包帯ともお別れ。 イイコトとワルイコトは重なる。 これも愛情。あれも愛情。
アタシの右手は羽のよう。 アタシの左手は刃のよう。 アナタの喉元に突きつけたいのは左手。
お気に入りの曲2つ。 うち一つはアーチストが分らない。 一つ発見。 一つ無駄遣い。
「ダレカオシエテ。」
いつもフェティッシュバーでかかっている。 アニメ映画のテーマソングだったはず。 あの曲はダレと踊ったかな。 アノコとアノコとアノコとアノコ。
いいタイミングで電話がかかってくる。 某フェティッシュバーのカワイイヤツ。
出てなんかやらない。
教えてくれるまでは。
涎を垂らして「待て」。
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