| 2002年05月12日(日) |
ホルマリンに浮かぶ愛 |
この間、某フェティッシュバーのカウンターで呑んでいたらこんな風に言われた。
「麗香さんをホルマリン漬にして飾っておきたい。」
真面目な顔で話し続ける彼は果たして自分で気付いているのだろうか。
それは一歩間違えば猟奇的な。 そして狂気の沙汰。
けれど愛なのかどうかはオイラにも分らない。 ただ楽しんでいるのか。 けれどその方が危険なのだろう。
他に客はなく。 ぼそっ、とくぐもる声で。 まるで頼みごとでもしているかのように。
逃げ道はなく。
瞬間、心臓の裏あたりが冷えた。
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