| 2002年06月17日(月) |
たわわな乳房に木霊する声のように |
先週末のSALONは大賑わい。
金曜日は午後から翌朝までサッカー応援イベント。 酒の肴の仕度が間に合わない。 が、肴作ってもテレビに釘付けで料理どころか酒にさえ 手をつけるヤツなどいる。わけもなく。 ハーフタイムにかき込む。 「これはイケるだろう!」の勢いで、頂いた日本酒も開ける。
サッカーの勝利に酔い。 美味しい日本酒に酔い。 部屋の中も外も歓声が飛び交う。
分らないけれど人の笑顔が好き。 笑っているアノ子がスキ。
繰り返される乾杯。
そして待望のテキーラ到着。 届いたテキーラ「ポルフィディオ・プラタ・シルバー・カクタス」は 壜の中に青いサボテンが佇んでいる。
溜息。 溜息。 溜息。
ああ、何て美しい。 ああ、何て美味しい。 罪作りなテキーラに感謝。
そのまま韓国戦応援イベントへ雪崩れ込む。
夜半。
サッカー熱冷めやらず、滝のような雨、雷を伴い。 表を歩く異国の女のコには傘がなく、ずぶ濡れになりながら行進する。
「ドコイキマスカ?」 「マジデスカ?」
黄金色の髪の奥に光る灰色の目から滴り落ちるものは果たして雨か。
迎えた朝はどの世界にいるのか分らない明度を持つ。 いつお開きになったのか、それともならなかったのか、ウトウトさえしたのかしなかったのか、 気がついたらそこは土曜日の夕方4時の場所。
不眠症。
眠れない神経を覚醒させるべくシャワーを浴びる。 部屋を整える。 SALONを2日連続で開けるのは初めて。
醒めない神経は思考回路を回さない。 回らない思考回路は段取りが組めない。
過ぎてゆく時間いたづらに。
ボトルを磨きながら意識を引っ張り戻す。 どうやら「虎の穴」参加人数は想像をはるかに超え。 強引に始めた酒の肴作り。
「アボガドが壊れた。」
無理矢理作動させた脳は焦りを加えられてオーバーヒート。 メニューが崩れる。 泡食った夫はパニック状態、使えない状態。 戦場と化す台所。
何がどうなっている?
台所奉行登場。 救われた兵士。 正しい間隔で秒針を前進させる時計達。 鍋の中の泡ふつふつと静かに立ち上がる。 照明は落とされ看板が貼られ。
19:00 ドア・オープン
有難う。 有難う。 見えない心有難う。
「虎の穴」楽しく。 有難う。 有難う。 楽しい声有難う。
パーティータイムもいつになく盛り上がり。 親密な時間のそこここで。 素敵な笑顔のそこここで。 有難う。 有難う。
翌朝、久しぶりのM女と話し込む。 夕べあった怒涛のような時の流れはどこに行ったのか。 穏やかな時の流れ。 浮かび上がる見えないリンク。 あんな話こんな話。 気がつけば昼過ぎ。
有難う。 有難う。 優しい声有難う。
夕刻。 やっとベッドに入る。
浅い眠りのどこかで、ペニスの行進していく夢を見た。
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