アイ ナンカ イラナイ。
夏野 空の日記

2002年08月05日(月) 小田急をリサーチ。彼女をリサーチ。

最近、アチコチからお誘いを受けることが多い。
殆んどが「あなたどなた?」って人なのだが。

M女、っていうだけで寄って来る。
元モデル、っていうだけで目の色を変える。
そしてそれしか頭にナイ。
人の話を聞くでもなく。
事前リサーチをしているでもなく。
なので、当然ろくすっぽ話ができるワケもなく。

どうにかなりませんか。


鬱陶しい月曜日の朝はいつもの週始めよりかったるく家を出たので夏の陽射しが痛い。
少し迷ったのだが、ここのところ夕立のある日が幾日か続いているので、
昨日、誕生日プレゼントに夫からもらったハイヒールは履かないでおいた。

小田急線にはまだ慣れない。
いつまで経っても慣れない気がする。
ただ確実にその乗車時間には慣れている。
車窓からの景色も当たり前になりつつあって、
「ぼさーーーっ」としていても乗り過ごすことはなさそうである。

会社への道を歩きながら考える。
アイランドタワーのドトールで買ったアイスコーヒーを片手に考える。
どうしてこうも西新宿というのは面白くないのだろう、と。

道が造られているからである。
どうも昔から路地裏とか。裏道とか。雑木林の中をのびる獣道とか。
なので、大きな伸び伸びとした道路には「ときめかない」のである。

女のコにしても同じだ。
道と同じくどいつもこいつも同じような格好をしている。
同じような顔をしている。
それでも駅周辺はまだマシなのだが、
ウチの会社はいわゆる「新宿」から離れているから疎いんであろうか。
いいのか。
そんなにダラけていて。

「わくわく」しない。

「へっへっへっ」みたいな。

ない。

緊張感が。

ない。

しようがないので磨り減ったサンダルのヒールで
つまらないアスファルトを踏みつけてみる。


今の仕事に就いて1ヶ月くらいになるのだが、
やはり人間相手の仕事には向いていない。
くだらない押し問答をする気はさらさらないので勝手に言わせておく。
「はぁ。そうですか。」と言いながらこの人が何を話しているのかは知らない。


ぜってー合わねぇ。

この会社。


帰りの小田急に乗って電車が出るのを待ちながら「あー」と思った。



地下鉄だからイケナイんだ。





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麗香@夏野空 [MAIL] [MILK PITCHER]
 
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