| 2003年03月16日(日) |
踊り明かした夜は音に埋もれて |
週末のディスコナイト。 近所のクラブで3ヶ月に一度のイベント。
店に入る早々、昔の顔に挨拶、次から次から。 流れる曲は80〜90。
そう言えば。 金曜日は会社を休んで、下北の街をうろついた。
まだ切らしてはいないのに、お香を買う。 雑貨や洋服をあれこれ見て歩く。 用もないのに立ち寄る店、店、店。 ふらりと入ったCDショップで、今流れているこの曲のCDはないのかと尋ね、 何も迷うことなく即買い。
気になっていたギャラリーにも立ち寄る。 以前から目をつけていた壁掛けの時計は売れてしまっていた。 薬が仕込んであった。 注射器が仕込んであった。 赤く血液色の針が時を指し示していたそれが無かったので、 買い替え時であろう財布を買い求める。 見る角度によって柄が違って見えるそれは少しエロチックな。 少しヤバい絵も刷り込まれていたり。 誰が最初に気づくのか。
けれど見つからないショップが一つ。 気に入っていたのに。 歩き回る下北。 明るく人通りの多かったはずが、いつの間にかあちらこちらで シャッターは閉まり明かりが消える。
帰路に着く。
クラブは人だらけだった。 終電で幾分人が減って踊りやすくなるだろう頃を目指していったのに 目論見は外れて当たりまくっているのは音から音へ、 繰り広げられるステップ、クラップ、ステップ、クラップ。
彼も彼女も一見さんもお馴染みさんも一緒くた。 まるで昔からの知り合いのように交わす笑顔に飛び交うジョーク。 踊る踊る回る回る。
進むお酒 刻むリズム 光るライト 煙るスモーク アナタはドコ?
吐く息は熱く(これは踊っているから?) 吐く息は熱く(これは生きているから?)
汗はどこへ行った?
忘れて踊った夜。
「何か」を。
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