| 2004年02月16日(月) |
ハッピー・バレンタイン・デー |
週末、病院に行った帰り、 風は少し強かったけれど天気が良かったからなのだろうか。 やめておけば良かったのに街をうろついてみる気になってしまった。
なぜそうしてしまったのか。 もらってくれる人がいないのは分かっていたはずなのに チョコレートを買った。
「もしかしたら」などと一人で浮かれてバカみたいに悩んで。 チョコレートを一つ選んで買った。
家に帰ってきてちゃぶ台の上に乗せてみる。 コーヒーを淹れ、飲みながらしばらく眺めていた。 けれど、いくら待ってみても何か起こるわけでもなく。 空っぽなままのバレンタイン・デーはそのまま終わってしまったので。
しようがないのでゴミ箱に捨てた。
赤いパッケージに入ったチョコレートが ゴミの中から私を大声で嘲笑っていた。
あまりに哀しすぎて涙の一粒さえ落ちなかった。
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