一体どういうことなのか。
やはり『身内』というのは信じてはいけないものなのだろうか。
「そんな男(元夫)とは別れてしまえ」
「キミは一杯傷ついたのだから、僕が大事にする」
とか何とか。
あれは何だったのだろう。
一生懸命信じていたのに、「俺は独りが良かったんだ」
とは一体どういうことなのか。
信じて今までついて来た私がいけなかったのだろうか。
だったら。
どうせ裏切られるのなら。
私は元夫と離婚せずに頑張っていれば良かったではないか。
私はこんな思いをさせられるために、この夫と結婚したのか。
今年のお正月には珍しく温泉などにも連れて行ってもらって
私としてはとても嬉しかったのだけれど
そんなことをしながらも、
彼はその裏で着々と離婚の準備を進めていたのだ。
二人で一緒に何かをする時間を作れるようになってきて、
「良い方向に向かっているのかなぁ」と思っていたのに。
そう思っていたのは私だけだったらしい。
全ては彼のポーズだったのだ。
彼は親しげなポーズの裏で離婚の準備を進めていたのだ。
私は騙されていたということになるのだろうか。
どうやら私の性癖がMであるので、信用できないということらしいのだが。
Mだと信用できない、とは一体どういうことなのか?
何をどう信用できないのだろう。
ありきたりなことしか思いつかないが、男関係が不安なのだろうか。
だったらまず、夫が自分自身に磨きをかけて、
私の目が他の男などに行かないよう努力するのが
一番手っ取り早いだろうし、夫自身の自信にも繋がるではないか。
自分は身だしなみを整えるどころか何の努力も自制もしないでいて、
ゲームに夢中になり、ネットに依存し、ついでにアルコールにも依存し、
それでいて相手に対する要求だけ一人前とはこれいかに。
が、Mであると不安だ、というのなら
これだけでは解決できないのであろうか。
「信用できない」と言いながら、
そしてこっそり離婚のための準備を進めておきながら
彼はこう言うのである。
「でもそう思っているのはほんの一部だから、やり直そう」
そう聞いた時、非常にビックリした。
この人は何を言っているのだ?、と思った。
信用していない、と言いながら
離婚の準備を進めている、と言いながら
どの口で「やり直そう」???
やり直そう、と言うにしては随分と失敬な態度である。
私に一体彼の何を信じろと言うのだ?
人生と言うのは分からないことだらけである。
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