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愛・哀コントローラー - 2012年01月01日(日) 20011年12月28日武道館では、「FINE FINE FINE」、「RED LIGHT」、 「嘆くなり我が夜のFantasy」のモンキー曲出現の衝撃、 新しくより強く響いた「HATE」、ダチョウ倶楽部との「マサユメ」の盛り上がり等が 印象的だったけれど、今ふっと唇をついて出てくるのは、 「煩悩コントロール」の “嵐の中で見つけた金属はまた新しい扉を開く鍵 ”のフレーズだ。 赤と青の照明に照らされて歌う吉井和哉は、息を呑む程美しかったなあ。 ”青い龍が空を駆け抜け”で 左右のスクリーンを駆け昇って行く青い光の龍。 それがいつか金色のDNAの二重螺旋の光に変わって、 スクリーンも照明も本当に綺麗だった。 お経のような呟き部分は、多分こうだろうと思う。 ”愛別離苦(あいべつりく)怨憎会苦(おんぞうえく) )「五蘊盛苦」(ごうんじょうく)・・・” 愛する対象と別れねばならない「愛別離苦」(あいべつりく) 憎む対象に出会わなければならない「怨憎会苦」(おんぞうえく) 求めても得られない「求不得苦」(ぐふとっく) 「五蘊盛苦」(ごうんじょうく) 色(しき) =すべての物質を指し示す。この場合、「身体」機能が活発であるために起こる苦しみ 受(しゅ) =物事を見る、外界からの刺激を受ける「心」の機能 想(そう) =見たものについて何事かをイメージする「心」の機能 行(ぎょう)=イメージしたものについて、何らかの意志判断を下す「心」の機能 識(しき) =外的作用(刺激とイメージ)、内的作用(意志判断)を総合して状況判断を下す「心」の機能。 五つの要素(五蘊)、つまり色・受・想・行・識(身体・感覚・概念・心で決めたこと・記憶)のそれぞれに執着することが苦しみなのだそう。仏教では四苦(生・老・病・死)に、「愛別離苦」「怨憎会苦」 「求不得苦」「五蘊盛苦」または「五陰盛苦」を加えて「八苦」。 これが「四苦八苦」。 「五陰盛苦」(ごおんじょうく) この五陰とは、 「地」は大地のように固い骨。 「水」は唾液とか血といったような液体。 「火」は熟、つまり体温。 「風」は呼吸。 それらが集まって「空」。この五つが人間の精神的作用を構成しているとされ、 「五陰盛苦」(ごおんじょうく)とは、人間生存自身の苦。 ”全てを渡され僕らは生まれてきた 全てをクリアして心のドアをひけ" って吉井和哉は、歌うんだね。 「愛」は、「苦」であり「哀」。 ”109に増えてしまった煩悩 ”なんて 到底私には、コントロール出来ないけれど、 閉じた心のドアを開く鍵を見つけに行かなきゃなあ♪
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