* 世界一ついてない日常
+ Landescape +  + BACK +   + INDEX +   + NEXT +   + PAGEBACK + 

2005年01月23日(日) アホの証明

アホだアホだ天然だとひどい言われようの私であるが、
実はそんなにアホではないことを、今日はアピールさせていただく。

その証拠として、私は実生活に高度な知識を使いながら生きている。


まず、高等数学を使っている。

今日はスーパーで、「虫とり大作戦」を5個購入した。
飴が1個入っているためお菓子として売られているが、
メインたるものは10種類のおまけである。
幸運なことに今日の5個は皆違う種類の昆虫であった。
その確率を求めると、
  10× 9× 8× 7× 6       3024
 ――――――――――― = ――― = 0.3024
  10×10×10×10×10     10000      であり、
以上をもって、
私が10人中ベスト3に入るラッキーボーイであることを導いた。

次に、高等物理を使っている。

自転車で移動中、飲み終わった空き缶が発生した。
もちろんこれは質量保存の法則により、
中身のホットココアが缶から私の腹へ移動したことを示している。
必要のない空き缶を移動させるのにも、
空き缶の質量M×移動距離Lの移動エネルギーがかかり、無駄である。
私は行く手の自動販売機の横にゴミ箱を発見した。
このゴミ箱に空き缶を落下させるには、
私の手の高さHと、ゴミ箱までの距離L、
また慣性の法則に従い自転車の速度Vから、
初速度V’と手を離すタイミングを算出する必要があった。

さらに、高等国語を使っている。

本日ハ、将ニ漢文読ミ下シニテ会話セントス。
我ガ友曰ク、夕飯ハ吉野家ニテスルハ如何。
答ヘテ曰ク、財布ヲ忘レル事ニ気ヅキ、君貸シテ呉レルヤ否ヤ。
我ガ友曰ク、否。
答ヘテ曰ク、其レ正ニ薄情ナリヤ。
我ガ友曰ク、否。孔子ノ道ハ財布ニ非ズ。
      非ハ君ニ有リ。
      秦ノ始皇帝ト雖モ、若シ吉野家ヘ行クナラバ、
      財布ヲ持チテ行ク。
このようにして私は、無銭飲食をする危険を回避した。


以上の理由を以て、私はアホではないことを証明する。
しかし、私がアホであることも同時に証明したような気がする。


[→次へ]

マイエンピツ読者さま→[My追加]  日記才人読者さま→[My追加]