今日の日経を題材に法律問題をコメント

2002年08月21日(水) 裁判かが押印を忘れ、逮捕状が無効に

 日経ではなく、朝日(H14.8.21付)・夕刊社会面に、裁判官が逮捕状に押印することを忘れたため逮捕状が無効になり、被疑者を釈放せざるを得なくなったことが報じられていた。

 裁判官が押印を忘れても、裁判所の書記官や、警察官がチェックするから、どこかでミスに気がつくものである。

 その意味では、珍しいミスといえる。


 人間だれでもうっかりミスはあるもので、その裁判官をあまり非難はできないと思う。

 ただ、裁判官がミスした場合は、依願退職につながることが多い。

 以前も、裁判記録を電車に忘れた裁判官が、依願退職したことがあった。

 
 今回の裁判官が依願退職するかどうかは分からないが、裁判官には厳しい倫理性が求められているということなのだろう。


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