| 2013年01月23日(水) |
契約では、トラブルをイメージすることが重要 |
日経(H25.1.23)29面「経済教室」で、海外M&A成功の条件として、契約書の文言が重要であると書いていた。
当たり前と言えば当たり前である。
しかし、第一三共がインド製薬大手を買収したケースでは、買収直後に医薬品認可申請書類のデータをねつ造していたことが発覚して株価が急落し、第一三共は約3500億円の特別損失を計上したが、このとき、第一三共が買収した創業家一族からの補償条項がなかったことを問題視していた。
購入する側はデータのねつ造など想像できなかったのかもしれない。
契約において大事なことは、どれだけトラブルをイメージできるかである。
それゆえ、弁護士は、その会社のこと、業界のことを十分知悉しておく必要がある。
先のケースではそれが不十分だったということになるのだろう。
|