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■ 疲れてるんじゃない?
いつもはあまり行かない小さい方の公園に、昼間の散歩の時に寄ってみた。 たくさんの子供たちでいっぱいで、犬を2頭遊ばせるスペースなんてどこにもない。 いつもだったら寄らないで帰るところだけど、ポカポカいいお天気だし、 ナツコが他の人の遊んでいるボールを見ても、 落ち着いていられるようになって欲しいなぁと思っていたので、 空いているベンチに座った。
自転車に乗っている女の子のうちの大きい子の方は、 まわりでキャッチボールをしているのにもかかわらず、その合間を縫って、 くるくるくるくる狭い公園の中を自転車で走り回っている。 小さい方の女の子はお父さんに後ろをおさえてもらいながら、 補助輪なしの自転車に挑戦中らしい。 練習風景をボーッと眺めていたらそのお父さんが、 キャッチボールをしている中学生くらいの男の子の 一人をつかまえて、何やら言っている。 多分「公園はみんなのものだからそんなに広がるな」 とでも言ったのだろう、 男の子たちが少し端の方へ移動していた。 女の子に自転車を教えるのに真剣な様子だ。
そのうちにお父さんの声が、だんだん大きくイライラした調子に変わってきた。 「ずーっと足を動かしてるんだっ!!」 「足を動かしてれば転ばないんだよっ!!」 女の子の顔を見ると、もう半ベソかいている。
もうできるようになっている。 あともうちょっと頑張ればコツも掴めるだろう。 足を動かしつづける(こぎつづける)ことさえできれば。 ・・・・そんなお父さんの気持ちもわからなくはない。
でも、子供の集中力と体力をもうちょっと考えてあげればなぁ、 と見ていて思った。 それに怒られながらじゃイヤになっちゃうよね。
2000年03月11日(土)
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