先生妄想日記

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2004年07月14日(水)    フジロクサマソニ

「今年フジロク行くんだって」
「えー良いな。金持ちだね」
「先生知ってんの?行った事ある?」
「知ってるし行った事あるよ。誰でも知ってるでしょう」
「他の先生とか普通に知らねぇって」
「知らないフリしてるだけだよ」
「んなことねぇって。サマソニは?」
「知ってるよ」
「行った事ある?」
「両方とももう行かないよ、オバチャンだよ」
「先生、まじすげぇね。うちの学校の先生とフジロクやサマソニの会話ができるとは思わなかった」
「わはは」

という会話の途中に、なにやら絶望してしまっただ。
フジロクサマソニ、それからシモネタの会話ができても、私はあまりに浅はかで、あまりにアホで、大切な話の前には無力すぎて、涙が出るぜ。
誰にも言えねぇけど、と、目をそらしたくなるような彼らの傷を開いてもらっても、私はそれを見る事しかできない。
それは私の仕事じゃないと言ってしまえばその通りで、私は与えられた仕事をこなせば良い。
生徒の話を聞く事は本職じゃない。
生徒の話にアドバイスをしてはいけない。
生徒だって、私にアドバイスをして欲しいとは思ってないと思う。
なんとかしてあげたいと思う事は、とても傲慢な事だとわかってる。
私は彼らを導く先生ではないし、かと言って親密な友達でもない、人生を共に歩く伴侶でも家族でもなく、じゃぁ私は一体何なんだろう。
いつも意外なタイミングで開いて見せてくれる傷の前で、私はどうしたら良いんだろう。





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良い方向がどこかは私もわかりませんけども。



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