| 本当の恋って？...Snow |
18歳 - 2002年04月19日(金)
4月、毎年高卒新入社員と、大卒新入社員が
私の居る課に配属になる。
今年は高卒7名。大卒8名。
男性社員が私の課で頑張って働いてる。
高卒はそのまま移動があるまで数年働くんだけど
大卒は一年物流研修して、来年には営業にでてしまう。
私は
課の母的存在なので
みんなの緊張がほぐれるように
よく話し掛けるし、
新入社員とは何かと接する機会が多い。
今年の高卒新人君は、とても積極的だ。
うーん、いまどきの、18歳って感じなんだろうか。
金曜は、他部署応援から帰ってきた私と
着替え終わった彼らと、ばったり鉢合わせ。
事務所の自動販売機の前で、
「奢ってくださいよー」攻撃が（笑）
別に、奢ってあげるのはイヤじゃないけど
毎回だと癖になるのであんまり奢ってやんない。
そんな、やり取りをしてる間に、
すっかり話し込んでしまった。
「今日、金曜日じゃないですかー。
飲みに連れてってくださいよー。」
同じ寮に住む二人が、奢って攻撃に出る。
確かに。
仙台から東京配属になって、週末は予定もないし
まだ給料入ってないから、お金も無い二人。
飲みに連れてくぐらい、お安い御用なんだけど。
何せ、私は毎日バイトがある。
「女も26歳ともなると、何かと用事があるのよ。
0時以降だったら付き合ってやってもいいけど、待てる？？」と。
ちょっとタカビーな態度にでてみる。
「次の日、休みですもん！何時でも待ちますよ」
うーん。
かわいい（笑）
いつの頃からか、高卒新入社員は
弟、の域を超え、子供になっている。
携帯番号交換して
「0時に連絡するから、待っててね」
と念を押して、バイバイした。
バイトも、めちゃめちゃ混んだけど
まだお客さんが居たけど、
なんとか0時にあげてもらった。
終電にのって、やっと最寄り駅に到着。
時間は0時半。
かわいい18歳コンビが待っててくれた。
近くの居酒屋で、飲む。飲む。
私の場合
課の子と飲む時は最低5人以上集まる中に呼ばれる。
常時、20人は集まる飲み会ばっかり（笑）
普段、おじ様慣れしてる私には
この18歳コンビとの3人の空間は大丈夫かと心配だった。
話が合わなかったら、とか、さ。
ところが、喋る喋る（笑）
もっと堅ッ苦しい仕事の話とか
いろいろ聞いてくるかと思ったら、
結構酒の所為で、シモネタ満載（笑）
二人とも、遠距離中らしくて惚気話も満載（笑）
しかも、よく飲むし。
いやー、若い。
新鮮。元気と、勢いがある。
彼女に対する想いも、相当一途。
汚れた恋愛感なんて、無い。
ピュアでまだ浮気も知らない。
いつから、汚れた感情が生まれるんだろう。
いつから、彼女以外の人が抱けるようになるんだろう。
彼らも、こんなに一途に彼女を愛してるのに
いつ、遠距離に破局が迎えたり
違う誘いに乗ったりするんだろう。
出来れば、このままの二人で居て欲しい。
恋愛感だけは、ね（笑）
ちなみに。
18歳の片割れ、ノリオちゃんは。
前彼と同じ部屋に住んでる。
彼女が毎日泊まりに来るらしい。
そんな話をしてくれる。
「でも、まだ半年らしいですよー、付き合って。
でもメチャメチャ仲いいですねー」
とか色々教えてくれる（涙）
そっか。
知らないんだ、この子たち。
別に言う気も無いけど
あえて二人の行動を言われると、切なくなる。
お店を出て。
3人とも、同じ寮。
てくてく歩く。
みんなの彼女の写真を見せてもらう事になり
二人の部屋に襲撃。
ノリオちゃんの部屋に到着。
懐かしい玄関。
懐かしい靴。
二人で買いに行った靴や
私から奪ったサンダルや
私の買ったキックボードや。。。
まだ、私の物、あったな、って思った。
いや、もういらないけどさ。
それから。
ちらほら彼女の傘や靴が置いてある。
もう、胸は痛くならないけど
切ない気持ちになる。
私が4年間通った部屋。
再び足を踏み入れ、違う物が置かれてるのを見るなんて。
ここでくつろぐ気持ちにはなれず
さっさと写真を持って、もう一人の
ウツミの部屋へ。
本当は。
「Snowさんの広い部屋に行きたい」と言われたけど。
私の部屋は、くつろぎのスペースがベッドの上しかない。
・・・今は、Ｋ以外にベッドに乗って欲しくないので
「好きな人以外、部屋に入れないの！」と言って
断り通した。
「俺らの事は好きじゃないんですかー」と
ふざけた事を言われたけど
誰でも部屋に上げる女とはＫに伝わって欲しくないから。
結局、解散は朝５時。
３人とも、眠くなってお開き。
結局18歳と4時間半も喋りたおした。
私も、まだまだ若いのと話合うな、と
ちょっと自信持ったりして（笑）
心地よい疲労感で眠る事が出来ました。
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