朝日記(合戦中)
毒舌、ネタバレ注意。義経教注意。

2007年07月18日(水) ラストサムライ。

……………。
ヤバイ……。
言葉もない。
美しい。
美しすぎる。
何この映画マジヤバイホントヤバイ…。
なんて片仮名使いまくって、
変な日本語繋げてるのが恥ずかしくなるくらい
格調高く美しい映画でした。
これちょっと私の心のバイブルになりそうな予感だよ。

マジで…。
どこから感想言えばいいのかわからない。
感想言うことすらおこがましい。
というか、言葉にしても陳腐で。
もうただただ、作品の中に描かれた理想的な美しさ
潔さに、切なさ、尊さ…ああ、もう羅列したって
すばらしさは伝わらない……
それほどの!
言葉になんて出来ない程の品格というか
本物というか
自分の描いた理想のようなものを見ました。

今ちょっとおまけでついてる監督の解説を聴いてるんですが
これもしかして映画一本分語るの…?
軽い気持ちで見始めてしまった。
本編みたいに途中から再生できるようになってれば良かったのに…。
話が切れちゃうから難しいのか…。

はー……。
てかね。
謙さんと真田さん!!!!!!
この二人を絶賛して、この二人を選んだ監督にまずもう
なんていうか敬服しました。
謙さんのこと、「すべてを兼ね添えていた」って言っていて
監督の描きたい「武士道」的なものを
ニュアンスで理解して
しかもトムクルーズ主演だから
世界中で上映されることを考えて
「日本」を背負って演じてくれたっていうようなことを言っていて。
はー……。
しかもこの謙さんの潔さというか格好良さというか
もうマジヤバイ………。
格好良すぎて言葉がない…。
マジで泣きそうにもう何もない。
非の打ち所がないとはこんなことをいうのか。
時代背景だけ使った創作(歴史とは関係のないストーリー)なんだけど
なんかもうなんかやられたっていうか
この映画作ったの日本人じゃないことが恥ずかしいというか。
やられたというか
もうホント泣ける………。
もうね、一つ一つのシーンに日本人が守るべき心の美しさというか
「日本人」の理想としてみんなが守り続けていたものがあった。
謙さん。真田さん。小雪。
男も女も美しかった!!!!
仕草も言葉も心根も何もかもすべて!!!
なんかもうどうすればーーー。
真田さんだよ!!真田さんマジカッコイイよ!!!
私の中の時代劇二大俳優だよ!!
あと中井貴一が入って、私的時代劇ベストスリー!!vvv
真田さんの太平記全部観たい。
もう真田さん好きすぎてどうしよう!!
謙さんも好きだしカッコイイと思うけど一番好きなのは真田さんかも。
もう太平記たまらんかったーーー!!
あ。
中村七之助さんの、明治天皇がマジ品があって良かったvv
すごかったーーーーーーーーvvv
てか配役がツボだった!!!
私はめっちゃ日本好き、日本贔屓なので
シーンごとに描こうとしてるものがなんとなく伝わって
「ああ、わかる!!この心意気いい!!!」とか生意気にも思って
それはシーンそのものだったり
セリフだったり、手の動きだったり
表情だったり、言葉だったり、景色だったりもういろいろなの!!
たとえばトムが初めて村の外に出るシーン
トムの監視をしている武士が雨の降る中
トムを待っているその立ち姿とかね!!!!!
もう細々としたところが、本当に繊細で美しくて
言葉もなくうっとりですよ!!!
これキターーーーーーーーーーーーーー!!!
このシーンいいよね!!日本的美しさだよね!!!!
格調高いよね!!!みたいな!!
何かもう一秒ごとにツボを押される感じで
日本の美しさを日本人じゃない人があんなに繊細に
美しく表現できるものなんだなーって。
もうとにかくひたすら感動です。
外からの方が、表現しやすいのかもしれないけど。
理想的に美しさだけを繋げて作りあげることができるのかもしれないけど。
何かもうすごく良かった!!
大絶賛!!
てか言葉がカタコト過ぎて泣ける………。
もうこの作品を言い表す言葉なんてないよ。
一言でいうならもう「美しい」
美しいの連呼だよ。連打だよ。

勝元って、ホントカッコイイよね。
理想の武士だったよ。
あんな殿に仕えたい。
戦のシーンとかね、そこに立ってる自分をすごく想像した。
すっごくリアルに描いているから、
感情もリアルで本当に怖かったんだけど
戦に出たらマジで私死ねるのか
痛みに耐えられるのかって思うくらいだったけど
勝元の姿を思い描いて「殿の御為!」って思った瞬間
躊躇いなく戦えると思いました。
死ぬのは怖いです。傷つくのも怖い。
人を殺すのも、殺されるのも怖い。
消えてしまうのも消してしまうのも
壊してしまうのも、もう戻らないのも怖い。
でも、殿を護るため、殿の貫く理念のためなら死ねるって思った。
てか、それ以外に死ぬ場所はないって思った。
合戦シーンを見ると、そこに立つ自分を考えます。
いつも「武士」が羨ましいなんていって
私もそんな生き方をしたいなんて言ってるけど
実際その場にいたら、震え上がって逃げるんじゃないのかって思ってて。
斬ることはできると思うんだよね。
太刀とか大好きなので。
見てると何時間でも見ていられるので!
幼い頃から一心不乱に刀の腕を磨いていたのだとしたら
それは戦えるかなって思う。
それしかないのもわかってるだろうし。
そこに向かって努力して生きてるんだとしたら
それなりの自信も覚悟もあるだろうなって思うんだ。

日本刀を持って戦うのは本当に憧れです。
なんかこんなこと書いてるとホント危うい人間極まりないんだけど。
「これしかない」って生涯をかける程のものだと思います。
刀って。
命を奪う(命を左右する)力を持っているから尚更。
愛刀が自分の分身で、自分そのもので
己を責めるもので、己に訴えかけるものでって
本当にわかる気がする。
手に馴染む刀が一本あったら、どこに一人でいたって寂しくなんかない。
何を失っても怖くないというか
失うものがもう他にないから
刀を選んで、手にしているんだろうなって気がするし。
刀を持って生きていると
人を斬ることの重さも命も、辛いこと苦しいこと
全部自分に跳ね返ってくる。
受け止められるって思う。受け止めざるを得ないともいうのかな。
リアルな現実がそこにあるから。
己の中の醜い部分を、自分自身に突きつけてくる存在。
そんなに美しい形をして。
絶世の美人に心奪われて、魂奪われてしまうのと似ている気がする。
感覚的に。
そういうなんていうか、鏡じゃないけど。
とにかくかけがえのないものなんだっていうのがすごくわかる気がする。
そう思ってることすら
刀や日本や武士に対する憧れの押しつけなのかもしれないけど。
理想の押しつけ。
はい、私の十八番!(痛)

私は模造刀と一緒に寝てますけど(危ういなぁ)
夜中に寝返りをうって
刀にぶつかって「カチン」って音がすると
なんか安心するもんな。
ああ、そこにいたのか、って感じで。
好きなんだなー。
ホントに好きなんだなーーー。
美しくて無駄がなくて。
刀、本当に大好きです。
そのわりには銘とか材料とか作り方とか有名な刀とか全然知らなくて
本当に見てれば楽しいだけなんですけどね。
刀剣の本とか持ってるけど難しすぎてよくわからん。
とりあえず、相性だろうなっていうのはよくわかる。

あれ?何?刀トーク?
しかもこれヤバイかな。
この内容ミクシィの方に書けば良かったかな?
なんか、己の危うさをさらしたような気がするよ。

とりあえず、ラストサムライの解説まだ途中なので
続き見てきます。
あーもう何もうすばらしいよ。
何から何まで完璧だって言って勝元死んじゃったけど
ホントその通りだよ。
どれだけこだわって、
丁寧に繊細に美しく作られたものかと思うと
本当、泣ける。
それだけで泣ける。
監督の計算通りにまんまとはめられています。
わかりやすい性格です。

ハリーを字幕で見たかったんだけど、
見る時間なさそうー…。
今日は健康診断を無事にすませた後
ちょっとお買い物してきました。
夏のセールでかなり安くなってて幸せvv

はー………。
とりあえず、ラストサムライにめちゃくちゃやられた。
最近みた作品の中でベストスリーだよ。
美しの水に並ぶ、美しさとせつなさだよ。
たまらないよ。
すべてにおける「美」だよ。
好きだよ。
大好きだよ。
もうマジで!
DVD買おうかな……。


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