こころの迷いは止まらない。あやの携帯を鳴らすのは彼じゃない。平日の深夜、何時間も話して隈を作って仕事に向う。こんな生活がずいぶん続いてるよ?あたしってタフだなって思う。こころの迷いなんて無縁でまっすぐ彼だけを見ていくものだと思ってた。でも、電話が鳴るのを待ってるの。次の約束を待ってるの。頭が心を攻撃する。心が頭を停止させる。