あまいせいかつ

2007年01月18日(木) Jean-Hugues Anglade考察

Jean-Hugues Anglade主演の「甘い嘘」を見たので
レビューを書こうと思っていたのだがあまりのつまらなさに
書きたくなくなってしまった。

Jean-Hugues Angladeは
ちょっとチビで毛髪が寂しいが
ボソボソした囁くような声とか
顔はほっそりしているのに美しい筋肉とか
繊細そうなところとか
とても好みの俳優だったのだ。

初めて彼を見たのは
リュックベッソン監督の「サブウエイ」(1984)で
ローラースケート少年の役だった。
子供ぽく見えるため、当時29歳ときいて驚いたものだった。

それから彼の作品を見るようになったのだが
彼の出演作にはハズレがない。
どれを見ても好みの作品ばかりで見るのが楽しみだった。

しかし、裸足のトンカ (1997) 以来
衰えを感じざるをえない。
この主役の女性は、Jean-Huguesの嫁(インド人)だが
コンセルヴァトワールで演劇を学び
映画にはこだわりのあったはずの彼は
素人の嫁を映画に出すような人ではないと思っていたので残念だ。

同じように年齢を重ねたジェラール・ドパルデューや
ダニエル・オートゥイユが年々良い味を出しているのに
彼の場合は劣化を感じずにいられないはなぜだろう。
作品的にも恵まれないものばかりになってしまったのは
本当に寂しい。

Betty Blue(37°2 le matin )(1986)



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