恋愛至上主義
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泣ける場所がほしいと思った。 自分ひとりきりで泣ける場所。 場所を探した。 見つからなかった。 何処も人が多すぎる。 あたし一人を放って置いてくれる場所はどこにもなかった。
頼れる人がほしいと思った。 突然電話して、意味もなく泣くあたしの話を聴いてくれる人。 今は居なかった。 遊び友達は多いけど。 あたしの深いところまで受け止めてくれる人はどこにも居なかった。 そしてあたしも、深いところまで話せる友達は、そんなに居なかった。
毎日騒いではしゃいで笑って。 部活で歌ってY元君が弾くベースを見て、 軽くうつの話して、 あたしが腕切っても見放さないでくれる友達がいて、 支えてくれる友達がいて、 一緒にいて楽しい友達がいて、 もう一年くらい引きずってる好きな人もいて、 成績も今回はよくて、 三年次の選択授業もなんとか変更できて化学やれることになって。 楽しくて。 皆といると楽しくて。
だけど、深いところまで話せる友達はいない。 受け止めてくれる友達も。
こういうとき、人はどうしてるんだろう? 誰に頼ってる? 誰に助けを出せばいいの? やり方がわからない。 あたしはいつも助けを出せずに。 拒まれるのが怖いから。 一人だけ、唯一助けてくれていた人はあたしが傷つけて。 一人だけ、本当にあたしの性格も全て好きになってくれた人もあたしが傷つけて。 どうしようもない。 大好きな人はいっぱいいます。 何とかしてあげたい、って助けたいって思う人もいっぱい居ます。 だけど、あたしを助けてくれる人は居ない。
もう無理です耐えられない。 きっと皆あたしなんか嫌いなんだ。
教師は言った 「染めるのなんて卒業してからできる」
社会人になったらそれこそ真っ黒にしなきゃ駄目じゃないか。 『高校生』が染めるのは今しかできないことなんだよ。
「でもお前らが染めると三年生が被害をかぶる」 はぁ?知るか。三年だって染めてるじゃん。
「この学校はすごい有名なんや。制服が何十万円で売れるほど、知れ渡ってる。 ソレは何でかわかるか?」 はいはい。「自称」名門校の話はどうでもいいから。
「自称じゃない。この学校は80周年を迎え・・・」 うるさい。
「おまえなぁ、成績はいいんやろ?数学とかかなりいいらしいやん? それやのになんでそんなん染めたりするねん?」
放って置いてよ。成績と染めるの関係ねーだろうが。
「・・・髪の毛染めてても勉強できる奴が居るっていう証明か?」
はぁ?何それ。あたしを馬鹿にしてんの? それって髪染めてる奴は馬鹿っていう前提だよな? ふざけんなよ。馬鹿にすんな。
あたしに説教しやがった糞教師は、 自分のお気に入りの子には軽くしか注意しない。 期限も決めやしない。 そして呼び出すのはいつも問題児ばかり。 大人しくて染めてる子は放置の癖に。 その差がむかつく。 「三年のために」が大義名分であろうと理由なのであれば、 もっと大体的にしたらどうなのか。
この教師だろうと年上だろうと理屈捏ねて突っかかる癖、 どうにかならないのか。 このせいで、あたしは随分頭の固い教師には嫌われてきたのに。 あたしの話なんか、わかってくれなくていい。 だけど、この流れの中に一人逆らってるあたしが居る事も知っていてほしい。 教師に反抗するのが美徳なのではなく自分の意思を持っているだけ。 分かってくれなくていいから押し付けるな。
医者は言った。 私のような人間は学校など耐えられない、と。 学校は決まりが多すぎる。 行動が制限される。 自由じゃない。 だから「大学に行け」と。 あたしのとりえは勉強が好きなだけだから。 出来る訳じゃないけど好きなだけだから。 だから大学に行けと。 自由だって。 『高校三年間はきついんじゃないかなぁ〜って思っていました。 だけど大学と言うところは全然違います。自由といえば自由です。 束縛がありません。 だから、頑張れ、』と。 明日のことで精一杯なのに、 もっと先のことなんて考えられないよ。
好きな人、は、あたしの思い違いで。 勘違いで。 結局マイナスで。 ぶっちゃけ暇つぶしに使われたのか。 おめでたいね。 まじ惚れてさ。 そいつのせいで他に目が行かなくて告られても振って。 まじ尼になろうか。 まだ忘れられない。
さあ、今まで止めてきた自分を、事を、 また始めようか。 某板に晒されるかな。 そのくらい痛かった、昔の自分。
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