はるもにあ...Hako

 

 

現実逃避 - 2000年09月28日(木)

やってしまった・・・。
またひとつ、現実を壊してしまった。

夜は解放のとき。
昼の責め苦から解き放たれて、唯一、
“なにもしない”ことを許されるとき。
誰も活動をやめ寝静まった中で、あたしは行動を開始する。
真に自由。
そして孤独。
昼間できないようなことも夜ならできてしまったりする。

踏切りの音を遠くに聞いて
夢の終わりに気づく。
生まれたての光、生まれたての青
澄んだ空気、鳥たちの声
人の動き始める音がする

あたしも始めたい
このまま動きつづけたい
だけどあたしの頭も身体も 早々と負けを認めてしまうんである。

気づいたときにはもう、光の世界が広がっていて
空があたしを見下ろしていて
「あー・・・・・・」
生きるべきはこのとき。
あたしは本来、夜行性ではないのだと知る。
世界はどんどんまわっていて
あたしは完全に取り残されたことを知る。

空はあたしに現実を突きつけたあとで
そんなことはたいしたことではないよと言ってくれる。
だからあたしは気をとりなおして
おくればせながら そこから始めるんである。

どれだけ、繰り返しただろう。
どれだけ壊したら気がすむのだろう。

現実逃避。あたしの、悪癖。


...



 

 

 

 

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