はるもにあ...Hako

 

 

- 2002年08月20日(火)

僕の願いはいつまでも変わらず
どんどん遠くなっているように感じる。

音楽を聴いて救われた気持ちになりながら
このまま終わってしまったらいいのかもしれない、と思う。
この音に包まれたまま。
永遠に悲しいまま。

僕の道はどんどん閉ざされていくように感じる。
周りから狭まっていくように感じる。
あるいはあてもなく広がって見えなくなるようでもある。
いつの間にか、ここには僕しかいなくなっている。
どこまでも見渡す限り、僕の世界が広がっている。
壊さないで欲しい
ひとりにしないで欲しい
どちらもほんとうに大切な願いだけれど
叶うあてなどないから途方に暮れはじめる

僕の感情は、なにかとても大切なものが足りないらしい。

あたたかい気持ちは、何処へ行ったのだろう。
愛せる人はいますか?
愛してくれる人はいますか?
やさしくあたたかく、愛しい気持ちを抱けるように、
生きていますか?

全てが自分で選んだものなら
変えるのもまた自分で選ぶしかなく

愛せる人はいますか?
愛してくれる人はいますか?
あなた自身を、愛せますか?

自分を愛せるように、生きていきたいと思う。
そうでなくちゃ、とても
他の誰かを愛せやしないから。
もうずっと、そのために時間をつかってきた。
いつまでたっても飛び立てない自分に絶望する気持ちがある
それが僕を暗く冷たい場所へと押しやる
このままならば、一体僕に何の価値があるという?

僕は人とつながる術が極端に少ない。
そして僕は僕の感覚に生きてる。
それはきっと、不可解なことに違いないんだ。
だけど僕は僕の感覚を突きつめることでしか生きられない。
人とつながるために僕の感覚を抑え込むことは苦痛でしかない。
だから人といるのは居心地が悪いと思う。
僕が僕でありながら、人とつながるためには
一体どうしたらいいんだろう?

「僕は特別だとか、変だとか思わないことだ」
「わかっている風な口をきかないことだ」
「皆が関心を抱くようなことを、素直に受け容れることだ」
「自分の弱さを、もっともらしい言葉で飾って
それが個性だと思い込むのをやめることだ」

そうかもしれないけど違う、と思った。
僕のこの感覚は、違うんだ、と思った。
あるいは僕が拠りどころにしているもの。僕の起点になっているもの。
『魂』とか『宇宙』とかそういうのかな?
ひどく現実的な思考をしながらも、そういう感覚が起点になってる。
むしろそれは僕にとっての『現実』。
真理とか、ほんとうのこととかそういうもの。
大袈裟かもしれないけど、そういう基本にしてるものがどこか、『違う』

僕は僕であるために
というか僕であるゆえに
この感覚を突きつめて生きていくのだと思った。
それは多分、孤独な道だ。
でもきっと、誰もが孤独な道を行く。
僕には僕の孤独があるだけのことなんだろう。
ただ僕の孤独は
世のささやかな現実たちとは違う層にあるから
上手くいけば僕は誰にもできないなにかができるのかもしれないし
下手をすれば何も成せずにつぶれてしまう。ひとりで

僕の感覚を、世に届ける術を未だに持たない僕は
前者を目指しつつ後者の気配を背後に感じている。

高まりをみない感覚。
だけど捨て去ることもできずに


...



 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail