同窓会。愛想良く行こうと決意。
「YO!松崎君!久しぶり!相変わらずエロスな顔してるね。」と最初に目が合った彼に御挨拶を。「俺、松林なんだけど...」だって。作戦失敗。ライアン二等兵は死亡しました。それでもその場をオシャレなジョークで切り抜けて何とか息を吹き返し、久しぶりの再会に皆と昔話等を。ショートカッツでブイブイとラケットを振り回していた不細工女子が、セミロングを靡かせて網タイツに足を通すような大人の不細工女子になっていたり、俺に塩辛いチヨコレイトを下さった清純な女子が、眉毛をすっかり尖らせて男なんて最悪だ等と吐く悪魔のような看護婦になっていたり。淡々と時が流れていることに泣きたくなりました。
ぎこちない空間も酒と共に和やかムードになると、幹事が1人ずつ近況報告をしやがれと仰い始めました。凄く修羅場。別に誰が何をしていようが良いじゃねえか。少なくとも俺は他人が何をやってるかなんて興味ないしYO!伸ばしていた足も段々と曲がってきて、存在感を必死に消し去りたい一心で寂しい体育座りなろうとしている俺にトップバッターの御指名が。俺がイチローです。背番号の無いエースです。
俺様:コンバンワ、俺です。職業は無職です。嫌いな言葉は名刺交換です。 誰か:いつから無職なの? 俺様:ずっと。 誰か:一度も働いてないの? 俺様:働きたくねえもの。 誰か:どうやって生活してんの? 俺様:バイトしてた時の貯金とか(大嘘)
次に近況を報告した女子も無職でした。俺は彼女のことが好きになりました。帰りに車で送ってあげることにしました。助手席にはもう1人男が乗っていました。「俺やっぱり電車で帰る」と言え!とココロで叫んでいました。無理でした。彼女に家についてしまいました。彼女は行ってしまいました。寂しかった。
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